先月卒寿を迎えられた宮内純子さんによる

戦後の体験談をお話しいただく講座を開催しました。

 

 

 

 

 

宮内さんは、朝鮮からリュック一つで引き揚げ

家も、食べ物も、何もない所から

大変な苦労をして戦後を生き抜きます。

 

その生活の苦労もさることながら、

丁度思春期を迎える年齢だった彼女の

悲しみ、驚き、喜び、口惜しさ、などが

感性豊かに語られ、

聞くものの心に届きます。

 

 

感想で多かったのは

・生の体験談で、その時の気持ちが伝わって来た

・映像を見るようにイメージできた

・分かりやすいお話で、お人柄も素晴らしかった

・物のない時代に豊かさを感じた

・こうした話を次世代にどう語り継ぐか

などでした。

 

 



 


個人的には、少女であった宮内さんの感受性の豊かさや

様々な経験を通して大人の感覚で世の中を見ていくようになる

少女の成長が印象的でした。

 

 

 

宮内さんに講演していただくのは

昨年に引き続き2度目なのですが

お話しいただいた内容はほとんどが

彼女の著書に記されていることです。

 

しかし、実際生の体験談としてうかがうと

やはり、文章で読む以上のものを受け取れるのです。

 

 

 





 

そして、みなさん異口同音に驚かれたのは

宮内さんの90歳とは思えぬ若々しさと

体力・知力・記憶力です。

 

2時間の講演を、5分ほどの休憩を挟んでしゃべりっぱなしなのですから驚きです。

しかも、活舌もよく、内容もわかりやすい。

 

 

 

結局、宮内さんご自身の魅力がこの講座の魅力であり

みなさんに紹介したいところなのです。

 

 

 

やってよかった。

またの機会を設けようと思います。

 

 

ご参加のみなさま

ありがとうございました。