まなびっこ という小学生向けのちょっとかわった教室を開いています。

 

 

毎回オリジナルの教材を用意し、段取りなど準備しますが

子どもたちとのやり取りの中で予想と違う展開になることが多々あります。

子どもたちの知識や興味関心に合わせて

その課題の中で何に重点を置くかを変えていくからです。

 

 

 

今回の低学年はタンポポがテーマでした。

 

各々自分で採ってきたタンポポは

蕾のもの、開花中のもの、しぼんだもの、綿毛になりかけのものなどさまざまです。

根を掘って、株ごと持ってきた子もいて、これまた面白い。

 

 

まずはどんなところに生えていたのかを話し合い。

実物を観察し、どんな順番に育つのかを予想します。

 

綿毛になるとどうしてまん丸になるのかに疑問を持つ子もいて

そのことについても意見を出し合います。

 

 

ある程度考えが出きった後

本を読みます。

 

 

 

 

いったんあれこれ考えたり予想した後なので

予想通りだったことも

知らなかったことも

興味深く受け取れるようです。

 


 

 

みんなで気づいたこと

みなさんも考えてみてくださいね

 

・綿毛になる前に、タンポポはぐんと背を伸ばします。なぜでしょう?

 

・綿毛になるとまん丸になりますが、どうやって丸くなるのでしょう?

 

・石垣やコンクリートの間に生えているタンポポはどうやって生えていられるのでしょう?

 

 

読んだ本には書いていないこともありましたが

みんなで、実物を観察し、意見を出し合い、たぶんそうだろうという答えに辿り着きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

現代では、

知識は調べれば一瞬で検索できます。

それはとても便利なのですが

なぜなのか?どうしてこうなのか?

という純粋な疑問に対して

自分なりに考え、気づく喜びを

奪っているのかもしれません。

 

 

 

 

子どもにとって、学ぶ喜びは

自ら興味を持って楽しみながら考えるからこそ

感じられるものです。

 

 

 

 

一通り考え、それを書いた後は

自然発生的に始まった

”綿毛ゆっくり落としゲーム”です。

 

ゲームのルールも子どもたちが考えて決めます。

とても面白いゲームでした。

 

 

 

 

子どもたちの好奇心と発想の豊かさには

いつも驚かされます。

 

 

いつも

学んでいるのは こちらのほうなのです。