2月22日はニャンニャンニャン
「猫の日」だそう。
私の実家ではずっと猫を飼っていた。
最盛期は4~5匹もだ。
その頃の一番の古株は
黒トラのさんちゃん♀
次がピーとポーとプー
ピー助は茶トラ♀
ポー太郎は三毛♀
プーは洋種混じりのグレー♀
新参者の変柄はまっちゃん♀
※名前は変だけど全部女子よ!
さんちゃんは誰もが認める特別な存在。穏やかで優しい子。
ポー太郎は食い意地が張っていて嫉妬深い、本当は甘えん坊
ピー助はおてんば娘の甘え上手
プーはプライドが高いおすましさん
まっちゃんは本野良出身なので、ちょっとした物音にも敏感で、コソコソ隠れたがる癖が抜けなけったけれど
とても情があってかわいい子だった
猫にも性格があるのだ。
ネコは基本的に群れないので個の集まりなのだが
社会性も備えた動物なので
その関係性やら、立場やらを絶妙に調整しつつ
人間たちにも認められるよう計らったうえで
性格を形成していたように思う。
人間と同じだにゃ~
関係性も面白く
絶対的女王である最古参さんちゃんには
誰もが一目置いていた。
足が不自由で常にびっこひいて歩くさんちゃんは
動物としては弱い存在だったにも関わらず
誰にでも分け隔てなく優しく接する母的存在として
猫たちの心のよりどころだった。
もちろん、私たち人間もさんちゃんには特別な思いがあったので
それを感じてもいたのだろう。
本物のさんちゃんは、とても美人ねこでした
たとえ動物でも
強さと厳しさで他を従えるボスよりも
優しさと受容で心を捉えるボスを
慕うものなのだろう。
さんちゃんの存在は、私たちにたくさんのことを教えてくれた。
二十歳まで長生きし、動物愛護協会から表彰され
最後は老衰で亡くなった。
さんちゃんの母性を見習いたいものだわ。