NHK杯フィギュアの競技が終了した。

 

宇野昌磨選手に注目している。

 

名実共に世界のトップとなった彼の

今シーズンの目標は

『自分がもう一度観たい演技』。

それを、順位や得点より重要視しているそうだ。

 

目標通り、今シーズンは表現力に磨きがかかり

動作の一つ一つの美しさに感動を覚える。

おまけに、風格までも出てきて素晴らしい。

 

この試合では、回転不足をかなりとられたようだが

本人は演技自体は良かったと思っているようだ。

 

 

普通なら、順位や得点が大事なはずだが

自分の満足いくものを追求するという

ところが、また、ワタクシ好みなのだ。

 

 

 

 

 

 

スポーツだから、順位や得点を争うのは当然とはいえ

何事も、外からの評価だけを価値基準とすると

人はどこかで疲弊してくるだろう。

 

そして、点数で測れるものなど

大したものではないことがほとんどだ。

 

 

 

 

子どもたちも、いや、大人だって

数字で測れるもの

例えば、成績や、偏差値や、順位や、年収などで

人の価値が決まるとしたら

しんどいではないか。

誰かとの比較で 価値を決めていると

誰も本当には幸せにはなれない。

 

いつも誰かと自分を比較して

誰かに比較され、

ジャッジされるのだから。

 

 

 

 

例えスポーツでも

私はその選手らしい

最高のパフォーマンスが観たい。

その選手が一番納得できるものを。

 

そして、私だけでなく多くの観客が、

順位だけでなく、

感動させてくれる演技や

自分の好みを重視して観ていると思うのだ。

 

 

 

それでも点数を競うからこそ

凌ぎ合い、高め合う良さが

競技にはあるのだけれどね。

 

 

 

 

来月のフィギュアスケートGPファイナルも

やっぱり楽しみだ。