毎年恒例の
「桂文珍 大東京独演会」でした。
はい、落語でございます。
文珍さんの魅力は、いつでも何でも
笑いに変えるエンタメ性。
毎回必ず、その時の最もホットな話題を投入してきます。
今回は、ChatGPT やホイットニーヒューストンのホログラフィーライブの話題を、彼らしく見事に笑いのネタにしていました。
もう、爆笑
今年75歳になるというのに全く衰えを感じさせず、
いつも新しいものをネタする柔軟性には感心します。
ただネタにするだけではなく、こちらの期待を上回るクオリティーで表現されるのですからたまりません。
彼の芸を見ていると、人を楽しませるというだけでなく、彼自身が自分で自分を楽しませていると感じます。
自分でネタをやりながら、楽しそうだもの。
それが、自然に笑いを呼ぶ。
もちろん、それだけの表現力というか芸の力があるわけですけれども。
実はすごく思慮深い人だと思うのだけれど
舞台に立ったら全てを笑いに変える技量も素晴らしい。
ちょっとブラックネタはぎりぎり微妙な時もあるけれどね。
そして、基本的にこの世の中もそこに暮らす人間も不完全なもので
でも、不完全なりに一所懸命に奮闘する姿は滑稽で愛おしい。
彼の噺からはそんな愛を感じるのです。
まあ、落語ってそこが魅力なのだけど。
やっぱ好きだわ~