わらべうたの魅力を教えてくれた大先輩がいる。

 

その方が 亡くなった。

 

 

 

 

地域でわらべうたの会を主催されて

40年程にもなるだろう。

その活動を認められて市から表彰されたこともある。

 

私が子どもを連れてわらべうたの会に参加した

20年以上前からのお付き合いだ。

 

この10年程は、同じ図書館の読み聞かせのグループの

仲間として活動してきた。

 

 

 

闘病しながらも、現役を貫いて、

出来る限り活動し続けた彼女。

 

 

 

お悔みに集まった誰もが

彼女を惜しみ、その功績を称え、

お人柄を偲び、悲しんだ。

 

 

明るく強く、さっぱりとしていて

責任感が強く、

きめ細やかな配慮の元、マメに動く

とても愛情深い彼女。

 

 

 

もっともっと

同じ時間を過ごしたかった。

教えてもらいたいことも沢山あった。

思いを共有し、活動したかった。

 

 

 

 

 

 

そう思う一方で

十分もらっていたことにも気づく。

 

 

彼女のわらべうたや絵本を

子どもたちに届けたいという思い

周りの人たちへの惜しみない愛

強さ

使命を持って生きるということ

 

 

語り切れない様々なことを

彼女から教わっていたのだ。

 

 

 

 

 

昨年末に、彼女と語り合い、

その日にもらったLINEに、

彼女の思いが語られている。

 

 「今日はじっくりお話しできて良かったです。

わらべうたへの角田さんの熱意を改めて知り、

頼もしく思いました。

わらべうたを次世代によろしく伝えてください。

私も元気でいる限り、わらべうたを大切に

お母さん達に手渡す気持ちを持ち続けねば、

と心新たにしました。

このコロナで萎えてしまってきた私に

活を入れられた思いがします。」

 

 

 

この言葉通り、

亡くなる直前まで出来る限りの活動をした姿は

私たちに大きなものを残してくれた。

 

 

 

きっと、いつまでも目標にしたい人だ。

 

 

感謝と敬愛の気持ちを胸に刻む。

ありがとうございました