駅に向かっている最中
とんでもない物が目に飛び込んできました。
何の植物か分りますか?
そう、すいかです
ご近所の幼稚園のフェンスから飛び出しています。
あ、スミマセン💦
その時は写真を取り損ねました。
今日見たら、もう収穫しちゃったのね。
こちらが、イメージ画像です。
それなり立派な実でしたよ。
ちょっとした小玉スイカくらいな感じ。
この絵本を思い出しました。
「すいかのたね」(ばばばあちゃんのおななし)
さとう わきこ さく・え
福音館書店
この幼稚園のすいかを見てからというもの
この絵本を子どもたちと読んでいます。
どうってことない、ナンセンスな絵本なのですが、
あらためて、やっぱり面白いのですよ。
何がおもしろいのかあらためて検証するに、
①奇想天外なエピソード
②絵の説得力
③人の心理をうまく描いているところ
③の人の心理っていうのは、
すいかとばばばあちゃんのチョー本音のやり取りのこと。
「いいかげんにしろ!」
「もう あったまにきた!」
みたいな。
売り言葉に買い言葉もいいところ。
思いやりも、忖度も、あったもんじゃない。
けど、それゆえ、ナンセンスにもほどがあるってほどのパワーを発揮するってわけ。
※詳細は絵本を読んでね。
人間て、そんなもん。
相手の言葉や態度に反応するだけのことってあるもんだ。
理性ある大人ならば、いつもそれだと信用されないかもしれないけれど、
自分の気持ちに正直な子どもにはありがちなこと。
そして、自分の気持ちに正直って、とてもとても大事なこと。
子どもの場合、まずはありったけの自我を出すことが大事なのです。
自我を出しまくって、沢山の経験を経て(つまり、いざこざを散々やって)
初めて、人とどう接したらいいかを体験的に学ぶのですから。
そう、この体験からに学ぶということがマジでチョー大事なわけです。
大人はついつい、言って聞かせることで出来るようになることを期待してしまいます。
(私もそうでした!そして、苦しかった)
でも、言って聞かせてできるようになったことって、
本当の実力になっていないこともあるのです。
この絵本の最大の魅力は、
まるで、子ども同士のようにやり合う
ばばばあちゃんとすいかのたねの
パワー溢れる思い切ったやり取りが
読み手に、実感を伴った面白さと
満足感を感じさせるところにあるのでしょう。
自分はどうしたいのか、
どう感じているかに正直になるって
大人にとっても、チョー大切なことです