脚はどこから?問題(ラテン・モダン共通) | ダンス・スタンス~疲れない体で踊るテクニック~

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膝と腰の痛みに耐えられず、一度は社交ダンスをもう辞めてしまおうとさえ思った私。
しかし今では、どこも痛めることなく思い通りに自分の体を動かせるようになりました。
その秘密をこのブログであなたにも教えちゃいます!

こんにちは!ダンス修復士まみです。


今回は「脚を使うのはどこから?」という問題についてです。


アマチュアとプロの明確な違いにも繋がってきますので、ある程度踊れてステップも踏めるけど

なんとなく変な気がするという方に特におすすめですにっこり



今回はルンバウォークを題材例として取り上げていますが、根本的な考えはスタンダードでも一緒なので応用してみてください🎵



早速見ていきましょう!



まず社交ダンスでよく使う言葉


脚は鳩尾から生えているのでそこから使う



この言葉は本当に誤解を生みやすいと思っています。(間違ってはいません)


なるほど、脚は鳩尾からだからそこから脚を伸ばしていけば良いのね!と思った方は要注意!


そのまま脚を伸ばすと股関節が伸びてロックがかかり、バックバランスを誘発します悲しい



脚の付け根という観点で見れば、付け根は何があろうと股関節です。

なので脚を出すのは必ず股関節からですニコニコ



ルンバウォークで見てみましょう




ルンバウォークのやり方はこちら↓

ルンバウォークの足の抜き方 




このように股関節が屈曲しており、腹部と脚の角度が変わっている状態が正常な脚の使い方です。



ところが社交ダンス界でよく見る形はこちら↓




違いが分かりますか?
分かりにくいですが、股関節がほぼ屈曲しておらず、腹部と脚の角度が無くなだらかです。
これは鳩尾から脚を遠くに伸ばそうという意識によって生まれやすい姿勢ですね凝視



イラストでもわかる通り、この脚の出し方だと
骨盤が後ろ倒れやすく、反り腰やバックバランスを誘発しやすくなります驚き




ではなぜ脚は鳩尾から、という言葉が生まれたのでしょうか?
その答えはローテーションにあります昇天


ローテーションについてはこの記事たちを参考に↓





この言葉を言われた際にやるべきポイントは
脚を遠くに伸ばしていくではなく
股関節を屈曲したまま、ローテーションで身体を前後に割いていくです(これにより歩幅が大きくなります)。

ローテーションには体幹部を使用しますので、ちょうど鳩尾あたりは身体が絞られて前後にストレッチしている状態になります。

なので、たしかに鳩尾から身体は割かれている(脚は鳩尾から状態)のですが、言葉通り股関節も伸ばしてしまうと全く違うものになります!

ということですにっこり(言葉での説明ややこしいですね)




さて、では普段のウォークでそれを習得するためにやるべきおすすめ練習法を最後にご紹介します物申す



長めの棒(つっかえ棒でもなんでも)を用意して、前に出した脚の曲げた股関節に当てます!


ちょうど赤丸部分に当てます。

そしてその棒の位置を変えないまま、重心点(丹田)を進めて前の脚に体重を乗せます!

こうすると、股関節を伸ばさずウォークしているかどうかのチェックができますニコニコ


ちなみに注意点が1つあります。


重心点を進める時に、重心点を進めているつもりで脚から進まないことです。

脚で進むと棒を押し出す形になり、股関節が屈曲するか、膝が曲がります。


↑ダメな例


いかがでしたか?
少し分かりにくいかもしれませんが、海外選手の股関節(とくに分かりやすいのは女性)を見ながらこの記事を反芻して頂けるとより理解が深まるかと思いますよだれ


ぜひ試してみてくださいね!