今回の僕のお仕事は、アニメの中の挿入歌の依頼なんだけどね。
うん、よくあることでしょ!?

 

でも、めちゃ不思議な感覚なんだ。
 

なんとこの曲はアニメ番組の中の「アイドル事務所」のオーディションの課題曲なんだよ。

 

なんか頭の中、ぐるぐるしない!?

 

え?どういうこと!?って。

 

番組の中ではすでにある曲として、オーディションで「駆け出し新人」たちが歌うけど、その曲が「駆け出し新人」として奮闘する彼ら自身の「応援歌」としても成立するような、そんな曲をお願いします!

 

ほうほう、なるほど・・え〜っとちょっと待ってね。頭を整理するから・・・
え?まだあるの。

 

でもってさらに、実際にコンサートをしたとしても(これがまたアニメの中でもそうだし、声優さんたちがリアルでコンサートしたとしても)、ファンのみなさんと一緒にコンサートの一番いい場面で、グググっと青春が込み上げてきて大合唱となるような、そんな曲をお願いしたいんです!!

 

・・・と、なんだ!?なんて!?なんて?!

 

この一休さんでも解けないような「とんち問答」のような曲のオーダーは!!!


よし!やりましょ!
袖まくりまくりで行きましょ!
とことんやりましょ!

 

ってなことで、前回のようなノリノリ曲ではなく、青春の名場面に似合うような、昭和の金八先生なら「贈る言葉」なんだろうけど、令和のアイチュウはちょっと違う。「あたたかさと強いメッセージ」をイメージして作りました。

 

僕にもアマチュア時代があって、プロになってく過程があって、そんな時期って苦労もあったけど、今から考えたら単に楽しかった思い出でしかない。
「苦労した」ってことは覚えてるけど、思い出したからといって、決して心が辛くなるわけでなく、「あったよね〜」としかならないわけです。

 

この曲を歌う彼たちも、今もすでにこの気持ちがわかる人もいるかもしれないし、まだまだリアルにまだ駆け出しで、日々「大変だなぁ〜」「辛いなぁ〜」「腹減ったなぁ〜」って思ってる人もいるかもしれない。
でも、この曲の歌詞のごとく、「信じてきたから今日がある。」今日まで来た自分の人生に誇りを感じてほしいなぁ〜ってそう思ってます。

 

ちなみに、歌詞の出だしですが、自分たちがこれまで頑張ってきた努力は単なる影の努力でなく、ちゃんとお星様は見ててくれたんだよ!
と、そんなメッセージですが、もちろん「お星様」はファンのみなさんのこと!

 

サビではファンのみなさんで「一番光ってるあの星」を指さすようなそんな振り付けで、会場全体が一体となるような、そんなイメージをして歌詞を書きました。

 

2020年はコロナによって自由にコンサートが出来なくなってしまいましたが、心は一丸。

 

みんなで一緒にこの困難を乗り越えていきたいですね。

 

オンエアが本当に楽しみです!

 

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2021年1月6日より毎週水曜23時〜TOKYO MXにて放送
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