令和元年度 近畿大学入学式 祝辞メッセージ | つんく♂オフィシャルブログ 「つんブロ♂芸能コース」 powered by アメブロ

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改めまして、近畿大学入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

そして、ご家族、ご親族の皆様、なんだかんだ言いましてもホッとされた

事だと思います。本日の門出、心よりお祝い申し上げます。

 

僕もこの近畿大学の卒業生。

1987年に入学しました。当時も今とおんなじ、あの赤オレンジ色の

西門くぐり抜けて、毎日通学していたわけです。

 

あの頃、一番安い地下食堂のうどんが1杯50円。

喫茶店での一般的な定食が500円はしたので、このうどんがいかに安かったことか・・・

ずいぶん助けられました。

 

その後、大学2回生の時にシャ乱Qというバンドを結成。

年間100本位はライブをし、チラシを作り、

自分たちの曲をカセットテープというソフトにダビングし、

街なかで配って、少しでもお客さんを増やそうとしていたのもあの頃です。

 

そんなバンドの初ライブ。

それはちょうど平成元年。

僕が20歳(はたち)の成人式の年でした。

 

あれから30年以上がすぎ、5月1日に新年号を迎える「令和元年」の新入生として、

皆さんは今日ここに居るわけです。

そんな皆さんと出会えたことに強い強い縁を感じています。

 

さて、質問です。

僕の人生は成功ですか?

皆さんの人生は成功ですか?

 

入りたい大学に入れなかった。

大好きなあの人に声かけられなかった。

大事な大会の日、高熱を出して戦えなかった。

 

いろいろあるのが人生です。

 

例えば、

僕はこの大学を4年間で卒業出来た。

その後、念願のプロデビューを果たした。

たくさんのミリオンヒット曲も作れたし、

音楽プロデューサーとして有名にもなった。

しかし、大病して歌声を失った・・・

でも、素敵な家族が存在する。

 

「うん。人生いろいろあるなぁ。」

 

よく聞かれます。

もうステージで歌えないのは寂しくないですか?

普段の生活、大変ですよねぇ、と。

 

・・・正直言いましょう。

 

そりゃ、自分の自慢の歌声で歌いたいし、ライブもしたい。

声があれば作曲にだって便利だし、子供と大声出してはしゃげるしね。

でもね。

不便だけど、不憫とは思わない。

 

僕は毎日とても幸せです。

 

家族が居て、音楽があって、たまに暴飲暴食して

反省するけど、やっぱ家族といて、

美味しいもの食べると幸せだし、

温泉に入るとほんと幸せ。

 

幸せかどうかなんて、他人に決められるんじゃなくって

自分で決めるんだよって、ようやく気がつきました。

 

振り返って思います。

人間を育ててくれるものってなんだろうって。

 

僕は、3つ種類があると思います。

 

1つ目は悔しさです。

起こってしまった良くなかった結果に対して、

悔しさを感じずに挫折感しか感じられない人は、

きっと成長出来ない人だと思うんです。

 

大阪出身の僕は、いつも東京のバンドにジェラシーやコンプレックスを

抱いていました。

そういう意味では「近大生」ってのも、

とってもパワーになってたように思います。

 

自分より偏差値の高い大学生に「今に見ててや!負けへんで!」って

いっつもそう思ってたから。

悔しさはエネルギーですよ。才能を何倍にも伸ばしてくれます。

 

2つ目は人に教える時。

僕は音楽プロデュースを始めるようになってから

本当の意味で音楽やロックを学んだように思います。

それまで感覚的に自分なりにやってた当たり前を誰かに教える時、

自分の頭の中で「あれ?俺ってどうやってたっけ?」

って思い出してから、それらを分解して、組み立て直すようになりました。

レコーディングの仕方。

ライブの仕方。

MCの仕方などなど。

そうすると知らない間に「HOW TO マニュアル」のようなものが出来あがります。

この近畿大学の入学式でも学生達にあれこれと伝えますが、

どう伝えたらより理解してもらえるか、

それを考えるたび、実は毎年毎年自分が成長させてもらってるな

って、そう思います。

 

そして3つ目。

それは認められること。

「わ!すごいね」「これは君にしか出来ないよ」「ありがとう、助かったよ。」

などなど。

たとえ家族であっても、恋人同士も、友達間ででも、

そういう言葉がさりげなくあるだけで、やってけるものですよ、人間。

だから「気づき」って大事なんですね。

 

 

だとすると、僕の人生は今も悔しい事だらけだし、

子育てからも学ぶし、

SNSの「いいね!」だけでなんとなく続くし頑張れる。

 

最後に、皆さんにもうひとつだけ伝えておきます!

それは、僕らは先輩後輩だけど、でも、ライバルだってこと。

 

「もっと素敵な世の中に誰か変えてくれないかなぁ」って

そのうちいつかほかの誰かが、やってくれるのを待つのではなく。

やろうよ、自分で。

発明しようよ、自分達で。

ムーブメント起こそうよ、僕らで!

 

僕もまだまだみんなには負けへんで!

 

今日、皆さんに会えて僕はまた成長出来ました。

ありがとう。

そして、ご入学本当におめでとう!!

 

2019年4月6日

近畿大学入学式総合プロデューサー

つんく♂

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