つんく♂コメント『プラチナ 9 DISC』

ついにモーニング娘。のアルバムも第9弾となりました。
今作品のテーマは、「パーソナリティ」です。
モーニング娘。団体としてのパーソナリティと、
そして、メンバー個々のパーソナリティ、この二つの視点から制作いたしました。

では、一作品ごとに取り上げていきましょう。


M-1 「SONGS」

全員で歌っています。

バックトラック自体の重低音を利かせてあります。
この曲は、サビを3回書き変えました。
あまりメロディアスなサビにすると刺激がどうしても半減して感じたので、
なるだけシンプルなサビメロに仕上げることを心がけました。
ただ、サビがシンプルだとか言いましたが、リズムの符割はかなり高度です。
これはなかなか難しい技術がないと歌えません。

曲のテーマは「毎日を生きる」
日々少々生きづらい世の中に対して、
夢持つ少女がいかにポジティブにいきていくか、
そういったことを歌いました。

M-2 「リゾナント ブルー」
おなじみ36枚目のシングル曲。
ライブでのパフォーマンスが日々成長していくそんな曲です。
当時のライナーノーツへ


M-3 「雨の降らない星では愛せないだろう?」
昨年の『ハロー!プロジェクト2008夏~避暑地でデートいたしまSHOW!~』のライブで発表以来、約一年かけて温めてきた曲です。
テーマは「ファミリー」
家族という意味でもあり、地球全体で生活する人すべてを指してもいるつもりです。
ライブで歌っていたバックトラックとは違う新しいアレンジにし、
bpmも少し下げました。

モーニング娘。だからこそ歌いきることの出来るテンポだと思っています。
今後も大切に歌って行ってもらってほしい、大切な一曲です。
ジュンジュン、リンリンのソロもこの楽曲の存在をより大きく見せてくれています。


M-4 「Take off is now!/高橋愛・新垣里沙・田中れいな」

高橋、新垣、田中の三人が歌っています。
ライブパフォーマンス力もあり、歌唱能力の高いこの三人が歌うことによって、
楽曲のスピード感が増します。
これより多くても少なくてもこの楽曲の迫力は半減すると思っています。

ライブでもかっこいい彼女たちに会えると思いますが、
こうやってCDで聞くと、呼吸含めて、彼女たちの真剣さが伝わってくると思います。
テーマは「限界」
いろんな意味で耐えてきた女性が、何かをきっかけにふっきれ
いつの間にか、立場逆転。
そういった意味でも強い心で歌わないと伝わってこない曲です。