つんく♂コメント 『(4)憧れ My STAR』
子供だ、子供だと思っていたら、どんどん大人へと成長してきていました。
僕が言っているのは、アーティストとして、そして歌う者として、
「大人となってきている」ということを伝えたいのです。

とにかくがむしゃらな℃‐uteのメンバーはいつもまっしぐらです。
なので、アルバムの曲へのリアクションも面白いのですが、
やはりこのアルバムの制作の頃になると、楽曲ごとへの質問も
すごく変わってきました。

ちゃんと主人公として自分を置き換えることが当たり前になってきているようです。

アルバムのコンセプトは「等身大×エレガント=チョット背伸び」

M-1「★憧れ My STAR★」
アルバムのタイトル曲です。
楽曲名の方は「★」が付いてます。
「え?アルバムの方ないじゃん!脱字?」なんて思うかもしれませんが、
これはあえてそうしてあるので、よろしくです!
さて、楽曲の方ですが、楽曲先行で仕上げた作品ですが、
「言葉のノリをよくすること」を一番だと考え作詞しました。

初めて情熱的な恋をしている少女ののめり込んでいる程、
不安に襲われるという、そんな恋心。

とはいえ、歌詞を書く作業に入るまでに、サビのメロを3回書き換えました。
「憧れMy STAR 云々」の部分のメロです。

重低音からハイトーンまで音を埋め尽くすようにトラックダウンしたので、
でっかいオーディオを持っておられる方や車で大きめの音で聞かれる方は
ズシズシ響いてくるのを感じると思います。

M-2「One's LIFE」

誰かにもらった「たった一言」に人生救われることってあるものです。
言った本人は、なんてことない気持でさらっと言った一言です。

逆を言えば、「たった一言」にやっつけられちゃうこともあるわけで、
地球に住むあらゆる動物の中で言葉を使うのが人間だけなんだとしたら、
一言一言をとっても大切にして生きていかなきゃなって思った作品です。

萩原はメロディを歌い、
梅田 岡井がRAPと言う異種格闘技戦みたいな感じですけど、
僕的にはこの素朴な感じから凄くメッセージを感じることが出来、
大人で凄く上手いラッパーが歌ってもこんな風に響いてこないんじゃないか
って思える作品になったように思ってます。

ライブでもしっかり盛り上がりそうだし、
℃‐uteの新しい一歩を掴んだ作品となりました。

この3人以外が歌うこともあってもいいよね。この曲。


M-3「Yes! all my family」

鈴木のソロナンバーです。
今の彼女の「通学ベクトル」(アルバム「(2)mini~生きるという力~」収録)
というソロナンバーがめちゃくちゃ盛り上がるライブソングに成長したことは、ファンの
皆さんは承知の輔だとは思いますが、
どうしても「通学ベクトル」以上(以上になる必要はないか(笑))
に鈴木らしい曲を作りたくって、チャレンジしたのがこの曲です。

なんと言っても鈴木の歌唱力がこの曲の魅力を引き上げ、
そして、ノリとなってわくわくさせてくれるのです。

歌詞が出来、そして本人が歌い、曲に魂が宿ります。
この曲には、鈴木が本来持っている純粋な心がいっぱい詰まっていると
思います。

ロックナンバーですよ。


M-4「涙の色」
5枚目のシングル曲です。
当時のライナーノーツ


M-5「愛してる 愛してる」
℃‐uteのピュア担当と言うのでしょうか。
そんな二人に歌ってもらいました。
中島と有原です。

歌から笑顔が見えてきたり、
駅やホームや繁華街が思い浮かんでくるような
そんな曲です。

実際にめちゃくちゃ笑顔でニマニマしながら歌ってたし、
語りのような場所が入るのがポイントで、
サビなんかもわざと溜まったり、突っ込んだり、
よれたりするのがとっても面白いんです。

シャッフル(8分の6拍子)の楽曲って、歌詞もいろんな方向で
広げることが出来るので、詞を書くのも好きです。