ハロー!プロジェクトのメンバーたちに
いっつも指導することの一つのですが、
J-popというジャンルの中にいる我々は、
基本的には、ビートの中に音楽があるということを
理解しておかなければなりません。
ある一定のリズムの中に、
すべてのポピュラー音楽は支配されているわけです。
もちろんリットしたり、
リズムをなくしたりもすることもあるのですが、
クラシックや能楽とかとはまったく違った観点で、
リズムがあること前提に リットしたり、
リズムをなくしたりするのです。
それがPOPSと言うものなのです。
なので、これからPOPSの中で踊ったり歌ったりしていく方々は、
絶対にリズムを感じ取る能力を高めていかなければなりません。
音楽を聴いたらその曲がどんなリズムかをとっさに判断して、
そして、そのリズムを掴んで、それに乗れなければなりません。
よくつっこんだり、乗り遅れたり、
リズムが裏返ったりするのは、
基本的にリズムをつかめてないから、
そうなるわけです。
エスカレータに乗れない子供と同じです。
もしくは、長縄跳びに入れない感じと同じです。
回ってるリズムを掴んで、その中に入っていく。
それがリズムを掴むということです。
若いうちは慣れで縄とびの中に入れるのですが、
年を取ってくると若いときのように機敏に動けないので、
縄跳びに入れなくなっていくのです。
歌手も同じで、
若い時は人気や、若さでうたを勢いで歌ってたりして、
なんとなくさまになってたりするのですが、
30歳過ぎてくると
急に演歌調(※)になったりするPOPS歌手がいるでしょ。
あんな感じですよ。
※よくリズムの良くないことを
「演歌みたいやな~」って 言う人がいますが、
実際、演歌界でも歌がうまい人が
完全なリズム感覚を持っていて、
そのリズムの中で歌を歌い、
ためたり 突っ込んだりさせています。
POPSとは違うビートがずっと流れているのです。
感覚で覚えられて、
そのまま歌い続けている方が多いと思うので、
リズムを理論的に感じている人は少ないとは思いますが。
演歌にも絶対的なリズムは必要なんですよ。
誤解なさらないように。
リズムを若いうちから、カラダに叩き込んでおくのは
本当に歌手にとっては大切なことなんです。
歌手を目指している皆さんがいたら、
是非、リズムを制覇してくださいね!
PS.
Berryz工房「付き合ってるのに片思い」の
ライナーノーツ
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