この世は学校 人生は正しいものを探す旅

この世は学校 人生は正しいものを探す旅

顔を上げて 胸を張って 前を向いて歩きましょう
いつも笑っていれば きっといいことが起こります

うちの従業員グチ子は、自分の飲み物食い物で、

店の冷蔵庫の、ほぼ3分の1を占領している。

 

自分のロッカーに入れときゃいい、と思われる、

同じボトルのストックも2本くらい入れていた。

 

私は、なんも言わないダメ店長なので、

一度注意して直さない、あるいは反発する者には、

二度と言わない。勝手にさせる。

 

直接、仕事にかかわらないことに関しては、

こちらが我慢すれば、それで済むからである。

 

そしたら、こないだ社長がそれを見つけて、

入れ過ぎだろう、と注意されてから、

ストックだけは入れなくなった。

 

色んな人がいる。

 

店の待合席に、アメが置いてあるのだが、

それを勝手に、自分のテーブルに持っていく人もいる。

 

煙草を吸ってるテーブルの、真ん中に置いてある灰皿を、

勝手に、自分の目の前に引き寄せる人もいた。

 

「何してんだ!」と言われて、

びっくりして、「すいません!」と謝っていた。

びっくりしたのは、こっちのほうだ。

 

そして、そんな人も、見た目はごく普通。

会話も普通に出来る。

 

なんといったらいいのか、

「通知表 人格欄」の「公共心」の項目だけが、

「1」だというしかない。

 

あと、未だに不思議なのが、

うちの店の従業員は、ほぼ全員が、

洗ったグラスを、平気で重ねるのだ!

 

最初は、さすがに注意したが誰も治らない。

なんで、駄目なのかが、わからないようなのだ。

社長もそうなので、もうこれは、

横須賀の文化なのかもしれない、と思ってあきらめている。

スキを見て、私があちこちに並べ直すだけだ。

 

板橋で雀荘にいた頃は、

店に何万も借金したままバックれて、来なくなった客が、

すぐ近くのパチンコ屋で打ってたりする。

あれ、頭の中はどうなっているのだろうか。

 

こないだは、近くの大型スーパーの専用カゴが、

チャリンコの後部にくくりつけてあるのを見た。

私は盗みました!と、言ってるのと同じだ。

 

色んな人がいる。

 

これも雀荘での話だが、

どこの店にも独自のルールがある。

でも、それを聞いて発狂する人が何人もいた。

 

「そんなの、聞いたことねえ!」

「なんだそれ、ありえないだろう!」

「もうこんな店、来ねえ!」

 

さほど、特殊とまではいえないルール。

そういう店もけっこうあるよね。程度の変則ルールなのだが、

自分の経験したことだけが、全部正しいと信じている人には、

説明を聞く耳などない。

 

まるで裏切られたかのような、怒りだけが浮かぶようだ。

郷に入れば郷に・・・ 知らないかー

あ、みんな、中国人だったかもしれない!

 

行列ができているのに、レジが済んでも、

その位置で、引きつった店員と 楽しそうに会話しながら、

えんえんバッグの整理を続ける、くそババアおばちゃん。

 

かと思えば、それを見て怒り狂ってたくせに、

いざ自分がレジにつくと、そこで初めて財布を取り出したり、

小銭を数えだしたりして、結局おばちゃんと同じくらい、

レジにいる時間が長いくそジジイおじちゃん。

 

駐輪場のど真ん中に、平気で止める奴。

人のチャリンコのカゴを、空き缶置き場だと思ってる奴。

買い物かごの食料を、勝手にくわえて飛んでいくカラス。

いきなり壁に止まっているクモ。

 

いっしょに飲んだことなど一度もないのに、

昼間から飲んでいるアル中おじさんたちに、

なぜか、やたら笑顔で挨拶される私。

 

色んな人がいます。

 

 

「この木なんの木」1973年