「父さんは今日で父さんをやめようと思う。」

瀬尾 まいこ
幸福な食卓

一見平凡な家族だけど、父さんをやめてしまった父さんと、

元天才のお兄さん、家を出て一人で暮らしているお母さん。

一番平凡な妹が主人公となって物語りが描かれる、家族ととりまく人々

の日常。


後半の衝撃の出来事のため、平和で幸福な物語ではないけれど、

嬉しいことも悲しいこともある当然のことを、

瀬尾まいこ独特なユーモラスな感じに描いている。


平凡な毎日も、二度とない1日の集まりなんだと思わされる。

読後感もほわーんといい感じ。


今までで一番好きかも。