あれから10年とあれから半年 | SPIRIT HARMONY

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些細な日常から世の中に対しての叫びまで、思いのままに書き綴ります。共感してくれると嬉しいなぁ♪

一日遅れの話題を書きます。
時間と共に風化させない為にも…。


高層ビルが崩れていくという、衝撃的な映像が飛び込んできたのが10年前のこと。
あれ以来テロに対する備えは強化されたかもしれないけど、平和になったのかって考えたら何も変わっていないのかもしれない。

周りから見れば理解出来なくても、当事者は正しいと思ってやっていることも多いはず。
人それぞれで正しいと思うことは違う訳で、どれだけわかり合おうと出来るかだよね。

多数派が力で押しきる正義ではなく、皆が納得出来る着地点があるといいなと思う。
もちろんどちらかに話をする姿勢が欠けた時には悲しい結末が待っている訳で、それがテロであったり報復攻撃であったりした。

ただこれは国や民族間だけの話ではないと思う。
軍や兵器は出ないけど、身の周りの人間関係にも通じることだと思う。

いかに他の人とわかり合えるか、共に解決していけるか。
そんなテーマが投げ掛けられたような気がした。


そして、人間の弱さや脆さを痛感させられた東日本大震災。
未だその爪痕は深く残っている。

押し寄せる津波に何も出来ず、自然の前では小さすぎる存在であることに気付かされた。
また、原発事故では保身第一の対応が被害を拡大させ、人間の内側の弱さを露呈する形になった。

目の前には被害者の救済という、待ったなしの問題もある。
それさえも政争に利用される現実、この国に落胆した人は多いんじゃないかな。

それでも『絆』を合言葉に、手を差し伸べ合う姿は捨てたもんじゃない。
熱い想いから起こる行動には、自分の想像をはるかに上回るパワーがある。

自分はボランティアという恩着せがましい言葉は嫌いなんだけど、この際だから言葉は何だっていい。
方法だって必ずしも最善とは思えないものも多いけど、今の日本に足りない『気持ち』が全面に出ていることを嬉しく思う。

…なんて偉そうに論じている場合じゃないよね。
継続することが大切だし、小さなことでも自分に出来ることを続けていきたいと思う。


二つの惨事で失ったものは計り知れない。
悲しい犠牲を無駄にしない為にも、残された人間は精一杯生きていくしかないんです。

色々あるけどね、自分も前を向いて生きていかないとね。
一個の人間に出来ることは小さいけど、胸を張れる生きザマをしたいと思う。


最後に、犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。

黙祷…。