おいらとテレビゲーム⑦ 「電車でGO!」再燃!!! | つんちのブログ

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一所懸命!!!何事も拘っていいじゃない!!!

「鉄」としては・・・。

おいらの「鉄魂」は主に「レール」だと自負しています。

あの平行に並んで上面だけ輝きを放ちながらいろいろな線を描く様と規則正しい枕木の配列や赤さびのグラデーションなどなど、レール周りの魅力が心を捉えてしまうのです。

ジオラマ造りも車輛メインではなく「線路のある情景」っていうのがテーマですから、たぶん「線路フェチ」なんだと思っています。ただ、そうは言っても「車両鉄」「乗り鉄」「撮り鉄」の部分も持ち合わせておりますので、単純には「鉄道好き」ということなんでしょう。

 

PSで「電車でGO!」。

初代プレイステーションが人気絶頂の頃、アーケードで人気を博した鉄道運転シミュレーションゲーム「電車でGO!」が移植されました。アーケードと同じ「操作感」を再現する運転台型専用コントローラーも発売されるなど、その内容の充実さに心躍り、早々に環境を構築したのは言うまでもありません。そもそもアーケードでは上手い方が多くて、やりたくても下手くそなおいらは恥ずかしくて人前でプレイできなかったので、家庭用への移植は大歓迎だったという訳です。

 

「神ゲー」かと思いきや・・・。

運転手視点で線路を疾走する景色をずっと眺めていられるのは至福感MAXですし、鉄道模型よりリアルな運転が出来るのも憎いわけで、「鉄」の魂を震わされるまさに「神ゲー」だと思っていました。

しかーし・・・、その基本は「ダイヤの遵守と正確な停車」であり、ゲーム的難易度が高くミス連発でゲームオーバーもしばしば。上手い方の様には運転できず軽いストレスすら感じるありさまで・・・。

つまりは自由度が殆どなくて「ここで何キロまで加速」「ここからブレーキいくつ」という単純な「覚えゲー」という要素が満載でした。もっと自分のペースで車窓を眺めながらのんびり運転できるモードもあればと切望したものです。

 

シリーズの購入~衰退、そして譲渡。

それでも、魅力的なゲームであることに変りはなく、結果的に初代PSでは引き続き「電車でGO!2」「電車でGO!プロフェッショナル」を、PS2では「東海道新幹線」と「電車でGO!3」まで購入しました。しかし前記の理由とマンネリズムで「飽き」が生じてしまい・・・その後の新作には手が出なくなりました。

 

 


そんな折、友人のご子息が鉄道にハマり、よかったら譲ってほしいという話が舞い込んできたのです。

「プロフェッショナル」の内容が「電車でGO!」と「電車でGO!2」を網羅していた事、新幹線の運転があまり面白くなかったこと、専用コントローラーの操作性はそのままに手のひらサイズになった「マメコン」の使い勝手がとても良かったことから、このソフト3本と初代の専用コントローラーをプレゼントし、ハードもPS3に世代替わりしたことで、電GOで遊ぶ機会はなくなりました。

 

電GOマイブームの再来。

暫くの時を経て、PS4が普及し始めたある日の事・・・、ぶらりと立ち寄ったリサイクルショップで「電車でGO!旅情編」が目にとまりました。PS2ソフトも遊べるように環境構築してあったので、気軽に手に取ってみたのが再ブームのはじまり。

当時「鎌倉」と「江ノ電」に魅了されていたことから、めぐりあわせを感じて迷わず衝動買い。

さっそくプレイしてみると、以前のマメコンでは対応できない複雑な操作とか、制限の緩い"のんびりモード"などを搭載していて、以前と比べるとかなり快適に遊べる内容になっていました。

標準コントローラーの操作でも楽しく遊べるバランスで、すっかりハマってしまい「やっぱり電車でGO!は面白いな~」とマイブームが再来。手元に残っている別のソフトでも遊ぶことが増えていきました。

ただ、グラフィックスには目がついていきません。特に初代PSの荒くてチラチラする画は、今の時代にあっては残念であり、「現ハードの性能でリメイク版や新作を出してくれたらなぁ~」と願うようになっていました。

 

「神ゲー」復活???。

令和2年12月3日になんとPS4で新作「電車でGO!!はしろう山手線」がリリースされたのです。

渡りに船のようなタイミングに感謝しながら早速購入してプレイしたところ、その進化が「スゴ」くて驚くばかり。

PS2からPS4に飛び級するとこんなにも進化するのかと・・・感涙ものでありました。

PS4の性能を活かした超美麗で精細なグラフィックスは、これまで実現しなかった遥か遠くの先までも再現されており、実景と見まごうものになっていました。また走行中は近景ほど飛ぶようにブレて後方に消えていく演出も見事。ゲーム性も「ダイヤ遵守と停止位置の正確さ」という基本ルールはそのままに、難度の緩和とイベント要素の増強で快適で楽しい操作性を獲得。隠し車両や路線のやりこみ要素も充実していて、絶妙なゲームバランスに仕上がっていると感じました。

さらにPS-VRのモードが搭載されているのが秀逸で、これまでにない「運転席」の臨場感が味わえる逸品。

まさに「鉄」にとって、これぞ「神ゲー」といえるでしょう。

 

プレイ画面をキャプってみた。

※VRプレイをメインに紹介したくて「ツイキャス」配信したものです。

 

知らぬは自分だけか。

電車でGO!はPS2以降、世間からその姿を消したものとおいらは思い込んでおりましたが、遡っていろいろ調べていくと、PS3ではレールファンという実写ベースの製品とコラボしていたり、スマホのアプリやアーケードでその存在を維持していたのですね~。いやぁ~知らないのは自分だけだったようです。

 

電車でGO!は今も熱い。

PS2ソフト「電車でGO!ファイナル」をHD画像にアップスケールして専用コントローラーに一体化した家庭用ハード「電車でGO!Plag&Play」が2018年に発売されていましたが、これが昨年12月に再販を開始。今年3月には任天堂スイッチでも「電車でGO!!走ろう山手線」の発売が決定したりと、いま電車でGO!がとても熱いのです。もちろんおいらは再販版の「電車でGO!Plag&Play」も早々に購入して遊んでいます。

さすがにPS4の「電GO~山手線」と比較しちゃうと見劣りするグラフィックスですが、運転台コントローラーの操作感は電GOの魅力を倍増させるなぁ~と、いまさらながら実感しています。

 

少年時代の夢はいまでも・・・。

子供の頃に「将来の夢」を語らされる?と「パイロット」とか「電車やバスの運転手」または「レーサー」などと答えていたと思います。何かを操縦するということが「カッコイイ」と思う世代でもあったし、やはり少年が好むカテゴリーのひとつだったでしょう。

以前の記事にも書きましたが、プレイステーション(PS)という家庭用ゲームハードを手にして以来、「レース」ならリッジレーサーやグランツーリスモ。「フライト」なら、エースコンバットやサイドワインダー、そして「鉄道」なら電車でGO!という具合に、操縦/運転系ゲームに魅了されてきたのは、そんな少年の頃の夢をそのままに擬似体験という世界で心満たしているんだろうか・・・と思うこの頃であります。

 

[完]