2期生、水産省で指圧デモンストレーション | つなさん夫婦ニカラグア・セントルシア

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全盲の鍼灸マッサージ師の夫とそれを支える妻のブログ。

盲学校を退職後、シニアボランティアとしてニカラグアとセントルシアの医療活動を支援しています。
現地での異文化体験を、夫婦で発信していきます!

79. 2期生、水産省で指圧デモンストレーション

 

協力隊の同期コミさんから

「配属先の職員がもう一度指圧デモンストレーションをしてほしいとの

要望があるのですが、お願いできますか。」

と電話がかかってきました。

 

前回は1期生が去年12月にコミさんの配属先である水産省で職員の方を

対象に指圧デモンストレーションをしました。

とても好評だったようで、女性職員が多い水産省は世界女性デーにもう一度

指圧のデモンストレーションを女性職員にしてもらいないかとの要望が

あったのですが、都合が悪くてその要望に応えることができませんでした。

 

今回は2期生を連れて水産省を訪れる機会ができ、良かったと思いました。

 

2期生は今まで近くの公園で指圧デモンストレーションを3回ほど行ってき

ましたが、それ以外の場所で行うのは初めてです。

ちょっと緊張気味のコーデリア、メーガン、ジョナサンの3人でしたが、

移動中はワイワイ楽しそうにおしゃべりしながら歩いています。

移動補助を引き受けてくれたロージーさんは全盲のジョナサンのエスコートを

してくれました。

 

真昼の強い日差しの中を歩いて水産省へと向かう道中は徒歩15分程度でも

汗が流れ落ちてきます。

水産省の会議室は冷房がよく効いて、生き返るようでした。

 

細長い机を受付の場所にし、指圧体験者のリスト表とペン、指圧クリニックの

パンフレットを並べ、ロージーさんがスタンドバイ。

部屋の中央に椅子4脚を等間隔に置いて並べ、生徒達は椅子の後ろに立って

スタンドバイ。

その後ろには手ぬぐいの入ったバスケット、手の消毒用アルコール、使い終わった

手ぬぐいを入れる袋などを取りやすい位置に並べて置きました。

ロージーさんは自分の携帯からリラックスミュージックのBGMを流してくれ、

これで準備は万端です。

 

デモンストレーションは午後1時から2時までの時間帯ですが、昼休み時間が

1時半までの職員はなかなかやって来ません。

開始時間から10分ほど経ってぽつりぽつり職員が現れました。

その後、徐々に指圧希望者が増え、終了予定の2時を過ぎても駆け

込みで3人、4人とやって来ます。

断るわけにもいかず、30分の延長で大サービスとなりました。

 

                                                    

                                                      順番を待っている人たち

 

               

             

               2期生たちの指圧デモンストレーション

 

              

             母親の指圧体験を見て、興味を持ってくれた少女

 

生徒たちは指圧の腕が上がったことはもとより患者さん対応がいたについてきて、

指圧師の貫禄が出てきたようにみえました。

 

嬉しいことにほとんどの人がドネーションボックスに5ドル札や10ドル札を

入れてくれました。

 

協会へ戻り、集まった寄付金を分配し、解散しましたが、帰り際初めて指圧で

得たお金に皆大喜びしていました。