先日、仕事中に電話がかかってきました。
「子猫を捕獲器で捕まえたんだけど
どうしたらいいか教えて欲しい」という
高齢女性からのお電話でした。
未保護の子猫があと4匹いるとも。
殺処分されるのがかわいそうだから
捕獲器を買って捕まえたんだ、とのこと。
お話がよく見えなかったのですが、
どうやら捕まえて保護ボラにつなげば
助けられると考えたようでした。
ちがうちがうそうじゃそうじゃなーい〜
頭の中で突如流れ出したマサユキスズキ🎤
保護団体・ボランティアってね、
保護猫いつでもカモン
じゃないのです。
むしろやっているのは
保護猫を増やさないための活動です。
よく『蛇口を締める』と言います。
野良猫に関して言えば、
TNRと啓発活動がそれに当たります。
自分でやりたいがやり方がわからない
という方へは
喜んで相談に乗ります。
子猫の保護をするだけ、
丸投げをするなどは
絶対にNGです。
子猫を保護するなら
親猫への避妊去勢手術までやる、
ごはんをあげるなら
避妊去勢手術までセット、
が鉄則です。
野良猫への避妊去勢手術をTNRといいます。
せっかく、ないキャパをむりくり空けて
子猫たちを保護しても、
親猫のTNRが済んでいなければ
次のシーズン…いや、
早ければ子猫を奪われた親猫はすぐに
次の妊娠に入ってしまいます。
また、保護するならば最後まで責任を
持ちましょう。
保護枠がないのに無鉄砲に保護するのは
結果として猫を幸せにしないことにも
なりかねません。
状況にもよりますが…
今回の現場に関して言えば、
子猫たちに育ってもらってTNR
にしたかもしれない。
もしくは保護枠を作った上で
計画的に保護ならしたかもしれません。
無鉄砲に保護したからどうにかして！
というのはもはや相談ではないのです…。
せめて最初の隔離期間2週間は
お世話をしてください、と
お願いしました。
すでに捕まえているので
どうにか保護していくしか道はありません。
保護するなら親猫のTNRは絶対！と
お約束しました。
翌日が休みだったので、
3段ケージを持ってうかがいました。
その前に一時お預かりくださっていた
めちゃくちゃかわいい
ばあや、今、本当にいっぱいいっぱいで
この子たちのこと大切にしてくださる方、
相談者さんもとっても一生懸命
お世話されています。
ご近所の🐶ボラさんが
サポートに入ってくださっています♪
ばあや、今日会いに行ってきます🙋♀️
*
さてさて！
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