
今日は10月31日(水)に行われました「第3回 桜 3.11_学校プロジェクト」の参加報告をお届けします。
このプロジェクトの目的は、
「震災の記憶を桜の植樹によって忘れないようにすること」です。
植樹する桜は樹齢1000年のオオシマサクラです。
1回目「宮城県七ヶ浜汐見小学校」
2回目「岩手県田老第三小学校」
そして今回3回目は、「福島県いわき市永崎保育所」で行われました。
保育所の目の前には海が広がっていました。高台にあったため被害はなく、みなさん無事だったとのことでした。しかし保育所から町を眺めると、道路を挟んで海沿いの地域には家の跡だけが残されているという光景でした。
直前まで津波が押し寄せた跡がはっきりと分かりました。
参加したのは学女生の有志メンバー12人です。わたしたちは主にワークショップのお手伝いや、細かな作業のお手伝いを行いました。
午前中は「一時画伯」さんによるアート・ワークショップがありました。
「桜の樹を植える前にペンと絵具を使って植物を書いてみよう」というお題で、子どもたちにお花などの絵を自由に楽しく描いてもらいました。
そして桜の植樹式へとうつります。
園長先生のお話があり、みんなで桜の樹に丁寧に土をかぶせました。
「1000年咲きますように…」という願いを込めてピンクと白の風船を桜の樹のもとから一斉に空へ放ちました。
午後、わたしたちは被害の大きかった町へと足を運びました。
ここには町があったのかと目を疑うほど何も残されていない状況でした。
中学校の校庭でしょうか?そこにはがれきの山がありました。
震災からもうすぐ2年を迎えますが、まだ復興の様子は見られないという様子です。あらためて被害の大きさ、そして津波の恐ろしさを知りました。
夕方保育所に戻り、保育所の前の永崎海水浴場から桜花火が打ち上げられました。今回は天気にもめぐまれ、とてもきれいな桜花火をみんなで見ることができました。花火が終わった後の子どもたちの「ありがとう」という言葉がうれしかったです。
この活動では子どもたちの楽しそうな笑顔にいつも元気をもらいます。
そして同時に震災についてもう一度考えるきっかけとなります。
桜を通じて多くの人にこのプロジェクトの想いが伝わるといいですね。
桜咲きますように…

「桜 3.11_学校プロジェクト」
http://sakura-art311.net/
「一時画伯」
http://www.ichijigahaku.com/
ぜひのぞいてみてください
