ブログをご覧の皆さま、こんにちは(こんばんは)
世話人の藤田です
更新が遅れてしまいましたが、今月開催された勉強会の模様を紹介します。
去る10月17日(金)、南区役所別館にて、デイケアいずみのほとり・いずみ整形外科クリニックの理学療法士・鳥井浩司先生をお招きして、事前に寄せられたアンケートをもとに介護現場からのストレートな疑問・質問にお答えいただきました。
知る人ぞ知る、すっっっごい先生なのですが、あまり持ち上げられるの好まれないそうです
去年も一度開催している鳥井先生による勉強会。
今年は講話のようなこともお願いしましたが、『去年お答えしきれなかった質問がまだ残っているのでなるべく多くの質問に答えたい』との意向もあり、参加者の皆さんと対話形式でのQ&Aの時間となりました。
今回はいつもと雰囲気を変えてこんなフォーメーション。約20もの事業所から40名程の方が参加されました。参加者さんからも色んな意見や質問が飛びましたよ。
鳥井先生のすごいところは、どんな質問に対しても丁寧にわかりやすく回答されているところ。教科書に載っていることは読めばわかるのかもしれませんが、ご自身の考えや経験、質問された方の状況等も踏まえ、より具体的なアドバイスでした。
私たちが普段当たり前のようにやっていることも、考え直させられることがたくさんありました。もうすでにかなりの長文になっているのですが、少し紹介すると・・・
・体操などで首を上に向ける動きの時は、口を閉じてもらう。出来れば歯も噛み合わせてもらう(高齢者の多くは変形性頚椎症の方が多く、ブレーキをかけないと神経圧迫のリスクがある)。
・ラジオ体操は内容は良くできているがテンポが速く、半分くらいのスピードで行えばより効果的。
・階段昇降のほうが平行棒歩行より簡単に行える場合があり、高齢者により自信をつけて頂きやすい。
などなど・・
認知症にも大変お詳しく、たくさんの学びが得られました。
『私が言っていることが全てではない』『専門職によって考え方がある』等といったこともおっしゃっていました。これは自信がないということではなく、いろんな方法論に基づいたケアがあり、それぞれの効果もあり、私達自身がどう勉強し解釈しおひとりおひとりの利用者様にアプローチしていくかが大切だということなんだと考えました。
私達がすべきは『お世話』ではなく“介護”。場当たり的なことをせずに本質をよく見極めて日々取り組みたいですね。
『究極の理想は私たちが支援させていただくことで高齢者の方々が元気になったりご自身で思うようなことができるようになり、“ヘルパーさんもう要らないよ”ってなる状態でしょうね』
突き詰めていえば本当にその通りだと思います。
こんな大先生(嫌がるかな…)が身近にいて、現場のスタッフの率直な疑問に目線を合わせてお答えいただける環境にめぐり合えたことに感謝したいと思います
最後まで読んでいただきありがとうございます。
だらだらと書いてしまいました。ブログのアップもこんなに遅れてしまい、お待ちいただいていた方には申し訳ありません
ではまた来月次回はまた全然違う雰囲気ですが、“しゃべくり大会”です。皆さんのご参加をお待ちしています