人に見らているという刺激-当たり前を覗いてみる122-
覚えたての仕事で一番緊張したのは、お客さんが目の前にいた時でした。
普段は、お客さんとは距離が離れたところで仕事をしています。
その時は、お客さんの目に入るところで仕事をしなければならないという、常にみられているというプレッシャーを感じながらのお仕事でした。
人に見られているというプレッシャーは不思議なもので、いつも通りのことが出来なくなります。
当たり前にやっていることが突然真っ白になったり、いつもとは違う順序を選択してしまったり。
自分がチェックされているという緊張感で、思考停止になってしまいます。
経験を積み自信を持つことが出来れば、そんな状況でもいつも通り仕事ができるようになるでしょう。それに、お客さんも、それほど見ているわけでもありません。
それを分かっていたとしても、新人は緊張してしまうものです。
当時の僕も、始めから最後まで緊張しっぱなしでした。
仕事が終わり、お客さんへ報告へ向かった時に、「信頼できる仕事でした」と言われたときのうれしかった感覚を今でも覚えています。
人に見られてるという刺激が自信をつけ、自分の在り方というものを確信へと変えていってくれるのかもしれません。
「いつも頑張っているのを見ているよ」という一言も、同じく勇気を与えてくれます。
人は他者によって磨かれていくものですね。
人に見られている緊張感を感じたのはいつですか?
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