一日に何度も始めるべきところに戻る-当たり前を覗いてみる113-

 

 

私たちの脳の認識構造は、常に足りない何かを見つけてはそれを補おうとしてしまいます。

社会的に価値の認められているものを身に付けようとしたり、パワーをもらえる場所へ行ったり、力を持っている人のそばにいようとしたり。

これは無意識に行われる人の存在欲求がさせることです。

 

 

気が付けば、何か足りないことから起きる不安や自信の欠如に襲われてしまいます。

これに対して意識的に行えることはあるのでしょうか

それは、始めるべきところに戻ろうとすることです。

 

 

何をどう思うのか、何をどう感じるのか、何をどう考えるのか。

私たちは自分が考えた結果を現実として認識してしまいます。

世界が息苦しいと思ってしまうと、私が生きる現実は息苦しい世界になってしまいます。

世界がどこまでも広がっているんだと感じると、私が生きる現実もどこまでも広がっている世界だと感じます。

 

 

考えた結果に振り回されるのではなく、考えそのものを生み出す側に自分が立つこと。

始めるべきところでもあり、戻るべきところは、考えを生み出す側に立つことです

 

 

ついつい思ってしまうこと、感じてしまうことを観察できずに振り回されている限りは、自分の生き方とは言えません。

心から本当にその思い方をしたいのか、心から本当に感じたいことを感じた結果なのか。

大事なのは、思うことひとつ、感じることひとつに心を溢れさせることが出来るのかです。

 

思うことひとつを大切に思えるようになれば、自然と心が溢れ出してきます。

感じることひとつを面白く感じることが出来れば、自然と心がワクワクします。

一日に何度も始めるべきところに戻ることがあなたの生き方です。

 

 

 

あなたが立っているのは、考えが生まれる前ですか、生まれた後ですか?

 

 

 

 

 

 

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みんな違ってみんないい、その時代はもう古い!
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