意志決定はどこまで配慮すべきか -倫理学教授のなげかけ-
自分による自分のための意志決定と他者を介在させる意志決定は、分けて取り組間む必要があるようです。
とある大学の倫理学教授が、ワクチン接種を拒否したために、教授の意志に反して、突然大学から職を追われる事件が起きました。
↓Twitterに倫理学教授の投げかけがあります。
purplepearl@purplep76858690Julie Ponesse PhD ジュリー・ペネッシ倫理学教授 最後の授業 https://t.co/RWcIcw7doq
2021年09月11日 00:16
ワクチンを受ける・拒否する意志決定は、自分による自分のためにおいては自由です。
しかし、社会や学校、職場など人間関係を前提とした環境における意志決定には、他者の介在が避けられません。
自分のための意志決定と他者の介在を前提とした意志決定を疎通させるには、どうすればいいのでしょうか。
意思決定した結果において疎通させることは難しいでしょう。
そこには必ず少数派が生まれ、不特定多数が生きている社会においては、多数派の意見が正しいと思われてしまいます。
現実的な手段によって疎通させることにも限界があります。
オンラインによって交流することは出来ますが、社会のすべてがオンラインで対応できるわけではありません。
自分のための意志決定と他者の介在を前提とした意志決定を疎通させるには、まず人間の尊厳が、何者によっても毀損されない毀損しない人間関係が前提となる必要があります。
その上で、何が問題なのかを明確に特定しなければなりません。
ワクチンに問題があるのか、コロナに問題があるのか、それとも人間の活動に問題があるのか、何を問題とするのかを見誤ると、解決できない問題がさらなる問題を引き起こし、本来は必要のない摩擦衝突を生み出し続けることになります。
しかし、そのような議論はなかなか行われません。
そう、私たちはまずこのような議論の場に参加することさえ難しい課題に直面しています。
議論を耳にすれば、私たちは何をどのように考えるべきかを始めることが出来るでしょう。
現象的な話ばかりではなく、あらゆるノイズの中から、何を見抜いていけばいいのかを身に付けることが出来れば、どんな時代であっても創造的に生き抜くことが出来ます。
コロナパンデミックにいち早くオンラインにて議論の場を開催し、現在も開催し続けているポストコロナon-line会議をご紹介します。
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第38回ポストコロナon-line会議
発案者 令和哲学者NohJesu
時代を切り開く眼を育てていきましょう。
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