創造に値しないことは考えない -当たり前を覗いてみる104-
人間は、心や意志によって世界を創造する存在です。
心や意志が上がったり下がったりすれば、自分が生きる世界も不安定になります。
何をどう思い、どう感じるのか。その結果が世界となり、その創造力が人生となります。
そう考えると、心から創造したいと思えないことには、意味も価値もありません。
例えば、人のネガティブな噂に時間を費やしたところで、自分が心から世界を現わそうとする創造力がプラスに働くことはありません。
すでに過去の出来事について、あの時あーすればよかった、あれはこれが原因だったとモヤモヤを生み出し続けたところで、意志の創造性が発揮されることはありません。
逆に、何をすれば創造性や創造力を上げることが出来るのでしょうか。
それは「あなたにとって〇〇とは何か?」と対話することです。
僕にとって創造とは、心を中心として自分と自分の世界を現わそうとする行為、となります。
あなたにとっての創造とは何でしょうか。
僕にとっての力とは、慣性移動をしている方向性を変えるのが力、となります。
あなたにとっての力とは何でしょうか。
僕のとっての創造力とは、心を中心として世界を現わそうとする方向を変える力となります。
つまり、目の前にある事象やよく使う単語を心とつながった言葉で表そうとすること。
それが創造に値することと言えます。
私達の脳は、体験したことではなく自分が考えたこと感じたことが記憶のデータバンクの中に入っていきます。
さらにデータバンクの中にある情報を引き出して、目の前の事象や人の話を理解しようとします。
自分の記憶のデータバンクにどんな情報が入っているのかによって、何をどう考えるのかが決定されるのです。
心から創造する世界のデータを記憶に残すのか、それとも創造に値しないデータを残すのか。
その選択が可能な瞬間は、今ここしかありません。
今この瞬間、あなたの感じたことに創造性はありますか?
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