受動的な世界は飽きてしまう -当たり前を覗いてみる97-

 

 

なかなか主体的になれない、何をすればいいのか分かっているけれど積極的に取り組めない。

そんな自分のスイッチが入らないという課題は、かなり多くの人が持っているように感じます。

その原因は、自らが受動的に構えているから。

 

 

受動的な取り組みは、どんな刺激的なことでも、どんなに高品質なことでも必ず飽きてしまいます。

逆に主体的な取り組みは、地道な取り組みであっても、そこに面白味や楽しみを見つけることが出来ます。

もちろん、主体的に取り組んでいたとしても、モチベーションが永遠に続くことはありません。

 

 

人間の活動において最も難しいのは、モチベーションの維持です。

モチベーションを湧き起こすには主体的な自分から始めるしかありません。

 

 

受動的な自分から主体的な自分へ変わるには何が必要なのでしょうか。

それはたったひとつだけです。

誰かのサポートでも、報酬でもありません。自分自身の考え方や在り方の変化でもありません。

それは決めることです。

 

 

受動的な世界には、自ら出会いに行こうとする自発力が生まれません。

出会ったことに対して、あーだこーだと考えが働くだけです。

自ら決めることが出来たその先には、自ら動いて出会いに行こうとする選択だけがあります。

 

 

実は、自ら動いて出会おうとする蓄積が、何と出会うべきかという問いをもたらしてくれます。

受動的な態度の時に出てきてしまう、批判的な思考、過不足的思考ではなく、私は何と出会うべきかという哲学的思考は主体者だけが行使できる知徳と言えます。

考えや感情を主体的に動かすことが出来れば、自ら世界を啓こうとする問いを持つことが出来ます。

 

この問いが、止まったモチベーションを再び湧き起こす起点となったり、迷った時に戻るべきところへ戻れる指針になったりします。

 

受動的な世界は飽きてしまいます。

その世界では私たちが当たり前のように持っている能力でさえ、その力を発揮できなくさせてしまいます。

 

 

 

最近、スイッチを入れたいと思う分野はありますか?

 

 

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