主語を変える-当たり前を覗いてみる80-

 

 

人間は様々なことに対して、不完全だと言いたくなります。

その中で最も影響力があるのが、相手や自分に対しての不完全です。

 

何かトラブルやうまくいかないことがあると、誰が悪い、私が悪いとついつい思ってしまいます。

こんな時、悪いのは自分なのか、それとも自分以外(誰か、環境etc)なのかに「主語」が固定されていると、心はいつの間にかストレスでパンパンになってしまいます。

そんなときに主語を変えてみましょう。

 

 

例えば、僕が提供している疎通の課題を解決するトレーニングでは、人間関係においても自分自身に対しても、分かり合えないのは個人の問題ではなく、脳の認識構造の問題だとお伝えしています。

つまり、主語が「脳」になるんですね。

 

 

そうなると、脳の認識構造と分かり合えない現象との関係や、自分がすっきりしない理由と脳の関係を深めていくことが、自分の変化へとつながっていきます。

トレーニング中のコミュニケーションも、「脳がやってしまうこと」「脳を育成していく」「脳を超えたところから…」と脳という主語を使っていきます。

「私」という主語の使い方も、「脳を使っている私」「脳の影響下にある私」へと変わっていきます。

 

 

主語を変えることで、様々な課題に対するアプローチやとらえ方、心の感じ方は大きく変わります。

主語を変える学びは、人生に知性を取り入れることと同意です。

心にストレスを与えてしまう主語を何にするのかはとても重要な要素です。

 

 

 

ストレスを感じている時は、どんな主語を使っていますか?

 

 

 

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