新型コロナウィルス 心の平和をつくために出来ること 前半

 

 

認識の専門家として、このコロナウィルス関連の騒動に、何を言わなければならないのだろうか、何が出来るのだろうかと、この一週間ほど考えていました。

ようやく、自分の所属している組織へその提案を投げることが出来たので、このブログでも発信できればと思います

 

自分が未知のことに対して不安を感じるのは誰も同じです。

新型コロナウィルス(COVID-19)について、今後と見通しについて、感染したらどうすればいいのか。

未知なことだらけだからこそ、これだけ大きな騒動になっているとも言えます。

ここでは、自分の心の平和をつくるために出来る事を中心に2回に分けてお伝えしたいと思います。

 

 

目次(前半)

◆問題解決とは、問題の発見である

◆何が問題なのかは、分けるところから始める

◆不安恐怖が生まれる瞬間

◆不安恐怖の認識シュミレーションとやってみて気付いたこと

 

 

 

◆問題解決とは、問題の発見である

二人の言葉をご紹介します。

 

アルバート・アインシュタイン

「私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59 分を問題の発見に使い、1分を解決策の策定に使うだろう。」

 

エイブラハム・リンカーン

「もし8時間、木を切る時間を与えられたら、そのうち6時間は私は斧を研ぐのに使うだろう。」

 

私たちはすぐに問題解決や行動に移そうとしてしまいますが、重要なのはそこではないよという言葉ですね。

アインシュタインは、問題発見の重要性。リンカーンは、準備の重要性です。

 

つまり、問題を解決するには、明確な問題の発見と解決する準備が必要であり、発見と準備が問題解決なのだということです。 

 

ここから、こんな質問が浮かび上がってみます。

「新型コロナウィルスは、あなたにとって何が問題ですか?」

 

 

 

◆何が問題なのかは、分けるところから始める

先日、仲間うちで質問をしてみました。

「新型コロナウィルスは、あなたにとって何が問題ですか?」

 

・トイレットペーパーやマスクが無いこと

・消毒するアルコールがいつもお店に置いてない

・いつまでこの状態が続くのか不安

・収入や雇用が失われるかもしれない

 

出てきた答えはこのような感じ。

同じような答えが浮かぶ方も多いと思います。

実は、これらの答えは、新型コロナウィルス原因ではなく、普段の日常が送れないという不安恐怖が原因です。

 

もし、スーパーにいつもトイレットペーパーが置いてあれば、トイレットペーパーの不安は消えるでしょうか?

もし消えるのであれば、それは新型コロナウィルスが原因ではないことになります。

見通しや雇用も、同じです。

 

ここでひとつ整理すると、

存在現象の観点で見れば、問題は感染であり、その原因は新型コロナウィルスとなります。

この場合は、ちゃんと専門家の示す感染予防やウィルスへの対応が必要となります。

認識(心理)の観点で見れば、問題は普段の日常が送れなくなることです。その原因は、私たち一人ひとりの中にある漠然とした不安恐怖となります。

 

 

私たちはどこかで、今起きている騒動のすべてが、新型コロナウィルスに原因があると思い込んでいます。

医学的な知識を持たない私たちには、新型コロナウィルスを統制することはできません。

しかし、私たちの中にある漠然とした不安恐怖が原因で起こる騒動は、私たちにも統制することは出来ます。

 

新型コロナウィルスが原因で起こる問題と漠然とした不安恐怖で起こる問題を分けることによって、私たちがすべきことが見えてきます。

 

 

 

◆不安恐怖が生まれる瞬間

僕がよく使っているスーパーのお米が、突然すべてなくなった日がありました。

それを見た僕は、「お米、ヤバいんだ」と、パッと見てふっと思ってしまったんです。

いつもあるはずのものが全部無くなっただけで、脳が勝手に新型コロナウィルスと因果関係をつなげて、不安を生み出してしまったんです。

 

ネット上でも同じような報告が紹介されていました。

「訳あってちくわを大量購入した時に起きた人間特有の心理に複雑な気持ち」

 

 

なんだ、僕だけじゃなかったんだな(笑)

他人事だと、ふふふと笑ってしまいますが、いやいや誰もがそうなるんですよ(笑)

 

 

 

◆不安恐怖の認識シュミレーションとやってみて気付いたこと

では、漠然とした不安恐怖が何を生み出してしまうのかをちょっとシュミレーションしてみます。

 

〇現象面

漠然とした不安恐怖

→パッと見てふっと危機感を感じてしまう

→漠然とした不安恐怖を存在現象で解決しようと買いだめをする

→他人の買いだめを見て不安恐怖の感染が広がる

→情報が拡散、デマが広がる、物資の不足

→自宅待機、日常生活の崩壊

→経済への影響、雇用不安、収入への不安

→投資の回収、資産の移動、世界経済不安

 

 

〇感情面

漠然とした不安恐怖

→パッと見てふっと危機感を感じてしまう

→不安恐怖を存在現象で補おうとする

→思った通りならないことと出会う

→他人を審判・判断する、自分を評価する

→内側に引きこもりがちになる、自分の基準や観点の固定が強くなる

 

 

このシュミレーションが正解だというつもりはもちろんありません。

ざっくりとしたシュミレーションです。

これを自分がやってみて気付いたことがあります。

 

・人間は常に不安恐怖と隣り合っている。新型コロナウィルスはそのきっかけだったということ。

・「人間vsウィルス」の形で表現されることが多いが、実は「人間vs不安恐怖」を有史以来ずっと続けているようだ。

・一人ひとりの漠然とした不安恐怖が増大するのか克服されるのかで、経済や国内の雰囲気、個人の日常生活などへの影響が大きく変化する。

 

今回の新型コロナウィルスのように、未知のものであり、想定を超えた感染力を見せつけられると、人間の不安恐怖は爆上がりしてしまい、これまで蓄積してきた社会インフラや秩序、生活慣習を、人間みずからが壊してしまう、そんな側面がどうやらあるように思います。

 

私たちは、ひとり一人の中にある漠然とした不安恐怖に向き合い統制する術を、文化として身に付ける段階にいるのかもしれません。

パラダイムシフトですね。

 

 

 

 

では後半は

◆どうしてそもそも人間は不安恐怖を持ってしまうのか その法則性とは

◆認識のクセが起こしてしまう問題とは

◆質問によって心の平和に気付く

◆私たちに出来ること

 

をお伝えしますね。

 

 

 

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