目も眩むような陽射しの下
ボールを追いかける少年を見た。

「わたしにも青春があったな」と
思い返して笑う今日のこと。


重く背伸びした朝。

君が好きだった紙飛行機を折ってみる。
君のいる世界まで飛ばせるかな。


「ベッドの横の世界では
窓から見える青い鳥は
真白な手紙になって
あのときの空を舞うの」


笑えないの、こんな想いじゃ。

返ってこない一方通行の空路。

君に送るメッセージは
これで最後かもしれない。

今度はちゃんと、会いに行くね。


あれはさよならじゃなかった。
ほら、精一杯飛ばしてみるから。

吸い込まれるように流れる紙は
わたしの命と一緒に雲の奥へ。


そして、彼のもとへ。