DVD「恋愛適齢期」 | 旧・日常&読んだ本log

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流れ去る記憶を食い止める。

2005年3月10日~2008年3月23日まで。

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恋愛適齢期

ロマンチックラブコメディ。ちーっともロマンチックではない、ジャック・ニコルソンがとってもロマンチックに見えた。恋愛物を見るのは久しぶりだけど、これ良かったなぁ、私は好き。

付き合う女は30歳以下。そう決めている63歳の“逃げの達人”、華の独身を謳歌するハリー(ジャック・ニコルソン)。例によって若い恋人マリンと、週末を彼女の母の別荘で過ごそうとした所、そこにはマリンの母エリカ(ダイアン・キートン)と妹がいた。気まずい思いをしながらも、一緒に過ごすよう(もう、皆大人なんだから!)説得されるが、その晩、彼は心臓発作で倒れてしまう。

互いに不本意ではあるのだけれど、エリカの別荘で彼女に介抱され、過ごすことになってしまったハリー。ぶつかり合いながらも、彼らは互いに惹かれあうようになる。そこに絡んでくるのは、劇作家であるエリカの大ファンで、彼女に一目惚れしてしまった、20歳年下のハリーの主治医・ジュリアン(キアヌ・リーブス)。ジュリアンは、エリカを女として扱うけれど、ハリーはそうではない。

本当に少しずつ、少しずつ、ハリーとエリカは近付いていく。小ネタも沢山あって面白い。そして、ダイアン・キートンの身体の綺麗なこと!あれだったら、20歳年下の男性に迫られても、不思議も不都合もないよなぁ。同じ家の中にいるのに、メッセンジャーで連絡を取り合って台所に集合。「大人のパジャマ・パーティー」なんて、なかなかにロマンチックなのではないでしょうか。

互いに思いが通じ合っても、もういい大人であるだけに、これまで過ごして来た日々、生活習慣の違いがあって、「その後の約束」が出来ないハリー。留め置かれた別荘でのエリカとの生活は素晴らしかったけれど、体調が回復して別荘を去り、自分の場所に戻ることになったら? なぜ女は白黒をつけたがる?

エリカが泣きながら脚本を仕上げるシーンは、超キュート。ジュリアンはちょっといい人過ぎるかなぁ、とも思うけれど、実に爽やかな好青年。でも、好青年過ぎて、ハリーのようなアクがない。だけに、年を重ねてきたエリカの親友や、心の友としては、ちょっと物足りないのだね、きっと。

ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートンともに、流石の演技。二人ともとてもキュートでチャーミングだった。