久しぶりにハマるミノーに出会えて嬉しい。
ダイワ「ショアラインシャイナーZ バーティスR 125F」
しかし何なんこの名前?
もうバスガス爆発とかの類いでしょコレ。
長いわ、くどいわ、伝わらないわ。
日本酒「鬼ころし」を見習って欲しい。
新参者の私なんて「ショアシャインランナー」って全力で間違えてましたよ、最近まで。
シャインランナー…
多分シャローランナーに引っ張られたんだろうね、と後から回想し赤面。
ダイワさんこんな思いさせてくれてありがとう!
まあ名前のことはともかく。
今秋はこのバーティスR125Fを投げ倒している。
私の評価は◎◎◎。
こんなに気に入ったフローティングミノー、本当に久々だなぁ。
しかもカラー(レーザーインパクト)までツボ。
大好きなルアーのひとつになった。
以下このミノーについて触れさせて頂くが、悲しいかな当ブログは素人記事。
あくまでルアー賛美という個人的な感想だけなので、きちんとしたインプレは他を当たってください。
私はおかっぱりアングラー。
「足場の高いシチュエーション、しかも潮位の高い時間帯」であれば、深いレンジのミノーが活躍するケースは多い。
私の4年間の経験で感じ得たこと。
勿論浅いレンジのルアーがハマる時もあるが、そうじゃない局面だって多い。
一体どうしてだろう?
魚の活性の問題?それともベイトによるもの?
理由は分からない。
ただ、シーバスが表層までアタックしてこないシチュエーションは確かに存在する。
秋のエースミノーはアイマ/コスケ110F。
私が最も信頼するマストルアーのひとつだ。
コモモとサスケの間を埋める目的で作られただけあって、レンジはそこそこ入るミノー。
メーカー表記は40〜80cm。
だが高い足場ならスローに流せば表層系。
多少巻きを入れたとしても、ダウンでせいぜい40〜50cm?
うーんあと少し…もう一潜りレンジが欲しいなぁ。
そんなシチュエーション。
しかし、その一段下のミノーが定まらない。
レンジ1m前後のもの。
これまで色々と試してはみた。
ただ様々な理由で落ち着いていない。
一軍の席が未だ空白の状態なのだ。
ずっと海で愛用してきたDUO/タイドミノースリム140。
昨年の秋から川でも使用してみたが、これがまあ驚くほど釣れる。私自身びっくり。
今年も安定の釣果をもたらしてくれた。
どちらかと言うとスローに流すドリフトより、少し巻きを入れた使い方が適してるかなぁ。
いずれにせよこのミノー、神。
ただ…何せ廃盤による入手困難品。
ロストが怖すぎる。
我が子の次くらいに大切にしてる存在なのだ。
今シーズンに2個失くしてしまった夜があったが、帰り道普通に死にたくなった。
そんな状態のため、一軍登録とか到底無理。
またまた往年ルアーのアイマ/サスケ裂波120。
やっぱりこのミノーは偉大だなぁ。
裂波の素晴らしさが漸く私にも分かってきた。
これは成長だと素直に喜びたい。
ただスイッチヒッター85Sを投げ過ぎたせいか、私の飛距離感覚はすっかりお馬鹿さん。
裂波くらいじゃ満足出来ない体になってしまった。
こんなにキャスタビリティ優れたミノーなのに…。
帰りたい、でも帰れない。
誰も過去には戻れない。
そんな個人的事情により、泣く泣く却下。
ロンジン/ハイスタンダード120。
ヤフオクで買った期待の中古ミノーは、(後ほど知るが)浸水により重心移動が死亡した棒ルアーだった。
塗装の下に隠されていた恐ろしい真実。
そして…ソレに全く気づかず1シーズン先発を任せてしまう極貧スペックの私。
ルアーポテンシャル✕アングラースキル=釣果指数とするなら、ゼロ✕ゼロで永遠のゼロ。
魚が釣れるわけがない。
FミノーならぬT(トラウマ)ミノー。
シマノ/サイレントアサシン120F。
何と言うか…個人的には可もなく不可もなくといった感じで…。
特に心に残ることもなく、ロストした後そのまま気持ちが途切れてしまった。
99Fを愛し過ぎ、30個近い大量ストックを抱え込んでしまったことも要因のひとつだと思う。
ジップベイツ/ザブラウィスパー127Sy。
リップ改造失敗により憤死。
傾奇者風に言えば「ウィスパーは死に申した」
エクリプス/フルフロウ120F。
買った理由が思い出せない。
傾奇者風に言えば「月も俺を笑っておるわ」
そんな出会いと別れを繰り返し、漸く辿り着いたのがダイワ/バーティスR125Fなのだ。
正直、感無量の気持ち。
やっと一軍の席が埋まりそうで心から安堵。
とにかく信じられないくらい飛ぶ。
うおっほほ、すごいなぁコレ!
私がこれまで投げた中で一番飛んだFミノーはアイマ/アイボーン118F。
同じくらいか、ひょっとしたらそれ以上?
残念ながらアイボーン118Fは何年投げてもノーバイト続きなので、我が軍団内で飛距離バカの汚名を被ることになってしまった。
だが、バーティスR125Fは早々に魚を連れてきた。
スタスイ125S、カゲロウ124F、クロスカウンター125F、コスケ110F、タイドミノースリム140…
一連の信頼ルアーに無反応だった中、いきなりホームランをかっ飛ばしたのだ。
もちろん運も良かった。
バーティスR125Fにアジャストする、そんなシチュエーションだったのだろう。
ただ、私は縁を感じた。
バーティスR125Fの立ち上がりは素晴らしい!
そう言えば色々あったな…。
重心移動で泣いた夜を思い出す。
ウェイトが戻らず水面を屍のように漂うルアー。
丹念に時間をかけ、ドリフトを完璧にやり切った後に気づくあの絶望感。
そんな日々とはもうお別れ。
バーティスR125F、ありがとう。
肝心のアクション、◎◎◎。
抑え気味だがヌルヌルっとしたキレある動き。
ボキャブラリー不足で上手く表現できないけど、流れに当てた時のあの感触が好き。
手応えはありつつも暴れ過ぎない。
流す釣りに如何にもフィットしそうな感じ。
素人に大切なことって、こういう「釣れそう」と思わせてくれる期待感なんだよなぁ。
知識や経験が少ない分、モチベーションの要素が非常に大きいので。
私の河川シーバスゲームでは、12cmミノーの登板は10〜11月のわずか2ヶ月だけ。
時期的にドリフト主体の流す釣りがメインとなる。
私が求めるものは、よく飛んで、立ち上がりがよく、適度に泳いでくれるドリフト向けミノー。
トリッキーな一面は要らない。
シンプルでいい。
オーソドックスを極めたものがいい。
バーティスR125Fはまさにそんなルアー。
ダイワの本気を詰め込んだ、完成度が高いスタンダードなミノーだと思う。
これは長い付き合いになりそうだ。
良いルアーを知ることができ、私は幸せ。
※当記事は素人の偏った主観に基づいた内容となっています。
苦情や苦笑はどうかお心の内にお願いいたします。