生き延びるために芸術は必要か 森村 泰昌【著】

 

またまた光文社新書!!

 

「商品」とはあったらいいな

「作品」とはありえへん

なんでこんなヘンテコなものがここにあるのか?

 

ウケなければ生き延びられない芸能と

ウケなくてもやるべきことはやりつづけなければならない芸術の世界

 

ビートルズを聴く事や、宮崎作品をみることによってはぐくまれる

素晴らしい感受性というものが確実にある。しかし何かをあえて聴かない、みない、あえて知らないで

おくことによってはぐくまれるまた別種の感受性や文化、これもまた確実になるにちがいない。。

 

こういうのがめんどくさい。。老害と言われてしまうそのもののような気がしますが

そう言っている私は何者でもないのだから著者が言っている事の方が正しくなる。

 

 

 

 

目次

はじめに なぜ、「生き延びる」なのか
第1話 生き延びるのはだれか
第2話 「私」が生き延びるということ・その1―フランシスコ・デ・ゴヤのばあい
第3話 「私」が生き延びるということ・その2―ディエゴ・ベラスケスのばあい
第4話 華氏451の芸術論―忘却とともに生き延びる
第5話 コロナと芸術―パンデミックを生き延びる
第6話 生き延びるために芸術は必要か―作品、商品、エンタメ、芸能、そして『名人伝』
第7話 芸術家は明治時代をいかに生き延びたか・その1―夏目漱石と『坂の上の雲』から明治を読み解く
第8話 芸術家は明治時代をいかに生き延びたか・その2―青木繁と坂本繁二郎が残したもの
おわりに 生き延びることは勇ましくない