自分の名前を受け入れて…屋号変更を決意☆ | tsumugi-hitsujiutaのブログ

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ゆっくりと時間が流れるホームスパン。
それは私を自由にしてくれる時間です☆
羊の個性そのままの風合いを生かした毛糸や、
カラフルなアートヤーンを紡ぎ、織ったり編んだり、縫ってみたり!
自由を楽しむ私の手仕事日記です。

大切な友人が、私の新しい屋号を、一緒に考えてくれました。

 

これまで、「ひつじのうた」として、少しづつ活動してきましたが

いざ、消しゴムはんこを友人にお願いした時に…

何故か話を進めていけなかったのです。

どこかに、抵抗感があるような。

 

なんだろう。

 

急いで決めたネーミングだったからかな。

 

なぜ ひつじ だったのかと言うと、

「紡ぎ」との出会いが、羊毛だったし、羊が大好きだし!毛刈りも面白い!

だから、毛糸を紡ぐ事が私の仕事だと思っていました。

うたうように紡ぎたい。

糸車がくるくる回るのは、まるで歌っているみたい。

そんなイメージからの屋号でした。

 

実際、好きです(*^^*) 

 

羊毛は染まりやすいし、紡ぎやすい。

これからだって、ずっと毛糸を紡ぎます☆

けど。

ひつじのうた という屋号に どうしてなのか違和感がありました。

 

そんな気持ちを友人に正直に話し、良い名前がないかなぁと相談したところ

真剣に考えてくれて、私の名前が入った、

「ito aogi」を提案してくれました。

 

「ito aogi」 「ito aogi」 「ito aogi」 「ito aogi」…!!!

 

そう、私の名前は あおぎ と言います(笑)

itoは糸のitoです。姓はいとうではありません(笑)

 

この「ito aogi」はゆっくりと私の中に入ってきました。

即決ではありませんでした。

他にも3つの候補名を出してくれましたが、迷わず ito aogi これだ!という

びびっとくる感覚があったのですが…。

それは、一つには

 

自分の名前に関して思うところがあり。

 

このひと月近く、じっくりと名前を意識していました。

 

正直なところ、屋号に名前を入れるのには恥ずかしさがありました。

 

あおぎって、大好きな名前です。

大好きだし、まだ同じ名前の人に会った事がない、私だけの名前、みたいな感覚があって。

だからこそ

自己紹介する時、恥ずかしかった。

 

(実際にはそこまで珍しい名前ではありませんでした!日本には老若男女問わず、同じお名前の方が沢山いる事を知りました)

 

記憶にある限り、、アラフォー現在まで

初対面の人に一回で名前を聞き取ってもらえた事がありません。

 

社会不安障害的要素を持っている私は、

初対面の人にたいする緊張感、恐怖心に加えて名前を数回発音し、

意味を問われ、答える…。それが常に苦痛だったのでした。

 

好きな名前なのに、自分の名前なのに

人目には触れさせたくない。

触れられたくない。

 

そして、

珍しい名前だから、「わたし」が特定されてしまう!!←嫌だ、怖い!

 

そう思ってきました。

 

これまでも、びわの葉温きゅう などの屋号を考える時、

あおぎ を使ったらいいよ! 素敵な名前だよ!

と言ってくれた友人が二人もいましたが、絶対に、無理だったのです。

その時は。

 

でも今、「ito aogi」が私の中にしっかり入ってきた時、

一言で表現すると

解放される!という自由さを感じる事ができました。

 

自分が広がる、というような感覚。

 

それを、これまでは一つの事を成し遂げられていない原因だと決めていましたが、

それを、自由だと感じている自分に気づいたのです。

ひとつにこだわらず、心がときめく時に、好きな素材でやりたい事をする。

私は自由だったのです(^^)

 

友人が「ito aogi」に込めた意味がとても素敵です。

 

彼女の言葉がこちら

ito aogiは、糸を大切に想う=仰ぎ見る=尊敬の意。

んで、

いと、おかし。

みたいに

いと=とても

という意味もあって、

めっちゃあおぎさんっぽい

って意味も込めてあるの。

 

シンプルでモダンな響きの中に

尊敬とユーモアと、自由や優しさを感じられて。

この屋号と共に、私はこれからも あおぎ である

そう思えるのです。

 

二年前に作って頂いた「ひつじのうた」看板。

この絵は大切に使っていこうと思います。