ETFは決まった金額で買えないことがデメリット
積立投資は一月にいくら、といった、決まった金額で金融商品を購入していくのが基本です。
投資信託、主に、積立投資で使うであろうインデックスファンドであれば、それこそ100円単位で毎月の購入金額を決めることが出来ます。
しかし、ETFの場合は、決まった金額で購入するのは少し難しくなります。
ETFは「上場投資信託」の名の通り、株式市場に上場されている投資信託です。そのため、ETFを購入する際も金額単位では無く、口数単位となってしまいます。
つまり、1000円分ETFが買いたい場合でも、ETFの一口あたりの値段が1500円であれば、1500円分購入するしか無いのです。
これは、毎月決まった金額を購入したい積立投資にはちょっとデメリットな部分かもしれません。
ETFを利用した場合のもう一つのデメリット。買付手数料の問題
もう一つ、ETFがインデックスファンドと比べるとデメリットな部分があります。それは、買付手数料がかかるということです。
インデックスファンドの場合は、ノーロードと言って、買付手数料が掛からないインデックスファンドが非常に増えています。積立投資に使うインデックスファンドに至っては、すべてノーロードと言って良いでしょう。つまり、インデックスファンドには買付手数料が掛からないのです。
それと比べるとETFは買付手数料が掛かる場合がほとんどです。
信託報酬が安いという素晴らしいメリットがあるのですが、買付手数料で相殺されてしまう、と言ったことも十分考えられます。
しかし、証券会社によっては、決まった値段までの買付であれば、買付手数料が無料になったり、決まった銘柄のみ買付手数料を無料にしている証券会社もあります。
ETFを利用する場合は、そういった、買付手数料を無料にしている証券会社を利用するのも1つの方法かもしれませんね。
メリット、デメリットをよく考えてETFを利用しよう！
上記のように、ETFにはいくつかのデメリットがあります。しかし、ETFにはインデックスファンドと比べて信託報酬が安いという最大のメリットがあります。
ETF、インデックスファンドのメリット、デメリットをよく考えて、積立投資に利用できるといいですね。