4月の読書記録 | つみきの食い道楽

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4月の読書記録


4月から大きく環境が変わった私。

読書してる時間は心落ち着く時でした。

読んでは半分で読むのをやめた本も3冊程度ありますが、

とりあえず全部読んだものをご紹介!



「死にがいを求めて生きてるの」 朝井リョウ


前の職場で若い男の子のスタッフAと女の子のスタッフBの関係がギスギスしていた。

2人ともおしゃべり(私は2人をまとめて呼ぶ時おしゃべりクソ野郎、略しておしゃクソどもと呼んでいた。影で言うと悪口になるので、もちろん本人に向かって🤣)で、気の良い奴らなのに、この2人が揃うと何故か不穏な空気が流れ、Bは自分の方が仕事が出来るのにAの方が上の立場にいることが気に入らず、いつもAの仕事に口出ししては、周りに尻拭いは全て私がやっていると吹聴していた。(実際にはそんなことはなく、重箱の隅をつつくような感じだった😓)

ある日、Aと話していたらAはこの関係を“同族嫌悪”なんだと言い放った。

苦手な相手。。。というか嫌いな相手であろう人物の中にある嫌な部分が自分の中にもあるものだとサラリと認めるAに私は少し関心をした。


このお話で描かれる人物が私は嫌いだった。

これも同族嫌悪なんだと思う。

私も死にがいを求めて生きている気がする。

でもお話の中で自分もそうなのではないかという人物がいる。

私にはわからないけれど、

果たして世の中でどれだけの人が死にがいを求めて生きているのだろう。

そして、どれだけの人がそうじゃないと言い切れるのだろう。

そんなことを思った作品でした。

以前読んだ伊坂幸太郎さんの「シーソーゲーム」という作品と“螺旋”プロジェクトというもので繋がってる作品なのですが、

作者が違うとここまで違うのかというほど、

お話の中の共通項は別物でした。




「しろがねの葉」 千早茜


まだ生きたいのに死にゆくことと、

それをそばで見守りながらそれでも生きていかなければいけないこと、

どちらが辛いのだろう。

生きていくということは辛い。しんどい。

愛する者が失くなって、または亡くなってしまっても生きていかなければいけないのであれば、尚更。

この作品はテーマとなるものがはっきりしていて、

普通であれば書かれているであろうことは大きく端折り、

テーマに沿うものにのみ、しっかりフォーカスされた作品でした。

だからこそ強く伝わるメッセージ。

女の人によく響く作品なんじゃないかなという感じでした。




「素顔をあえて見せない日本人 新時代のコミュニケーション」 宮口幸治


何の本かと思ってとりあえず手に取ってみた図書館の本。

タイトルだけで本を選んではいけませんね💦

タイトルから想像した内容とはまるで違いました😅

マスク生活、息苦しい、顔が見えないからコミュニケーションが取れず、子供の教育に差し障りがあるなんて悪いことばかり言われていますが、良いこともあるんですよ!って本でした。

この本を書いたのはベストセラーとなり、漫画化もされている「ケーキの切れない非行少年たち」の宮口幸治さん。

ちなみに私はこの作品読んでないんだけど😓

マスク生活、皆さんどうですか??

私は息苦しいのが嫌ですぐにでも外したいのだけれど。。。

マスク生活が始まって3年が過ぎ、

その間にどんどん老化した私はマスクを外す自信をうっかりなくしてしまいました。

元々マスクをしているとナンパされる率が上がるマスク美人だったこともあり、

マスク生活の中で出会った人々にがっかりされるんじゃないかと

マスクを外すことに怯えています😁

周りのお友達も割とマスクを外すのが怖いといった方が多く。。。お年頃ですかね💦

でもなんだかんだ言って外を歩く時はもうマスクしてません。

電車とか建物の中とかだけマスク。

そんな生活をしているとやっぱり!

マスクのない生活の快適さに気づくのでした。




「瞬読」 山中恵美子


これはイラストを交えてとてもわかりやすくなった新たな本ですが、

昔文字ばかりの「瞬読」を読んで断念したことがあります。

まだ家にその本あるような。。。

私はたくさん本を読むけれど、読むスピードは早くはありません。

もっとたくさん本が読みたい!読みたい本がたくさんある‼️

そう思って速読の教室に体験で行ったことがあります。

ただ、その頃お芝居の勉強をしていた私はただ早く読むということに大きく疑問を感じてしまいました。

情緒や間、作家がそこに込めたものまで読み飛ばしてしまいそうで。。。

学習においては、何度も目にするということが大事なので

速読、とても有効なんだと思います。

ただ、物語を味わうという点においてはどうなのか。。。と悩み、

速読の教室は通わないことにしました。

まぁ速読も出来て、そうじゃない読み方も出来る!ってのが結局ベストな気はするんですが、

なにぶん私がそこまで器用ではないもので。。。

でも物語ではないものを読む方や学習において(大人でも子供でも)はとても有効な本だと思います。

この本の中で何度もやってみよう!というチャプターがあるのですが、

本は1回しか読まない主義。。。いえ、1回しか読めない私は1回ずつしかやらず、身になったかどうかは微妙なところです🤣

図書館で借りた本ですが、すぐ後に予約がつくくらい人気のようでした。



4月はこんなもんです。

通勤時間が長い。。。なっがーいので、

居眠りばかりしてないでもっと本を読みたいものです。