作業部屋は音楽をやるためだけの部屋。特に防音が重要な場所なのに防音が難しい場所でもある。前提として、基本的にはヘッドホンを使うし、生ギターは弾かない(部屋を選ぶ時に諦めている)ので、通常そこまでの防音強度は必要ない。時々スピーカーを使って音の確認をしたいのでそれは多少音が出るが、夜間はやらない運用にしようと思っている。


何故防音が難しいかというと、窓の外がすぐ通路のため。窓を開ければ0メートルの距離で人が歩いている。


窓が大きい。開口しすぎ。

窓の外はすぐ通路。


窓を開けていたらヒソヒソ声でも外から聞かれてしまうくらい。古いマンションは何故こういう作りなのでしょう。防音や防寒の思想が全く無い。

また、管理規程によると窓を変える事ができない。それに窓だけ対策してもすぐ側の玄関から音が漏れてしまう。


なので窓の内側で遮音しつつ、玄関への経路も遮音する必要がある。玄関そのものはすでに対策済なので、次は窓の内側の対策をする。


内窓をつけるか、DIYで防音扉を作るかだが、まずは防音扉を作ってみる。


ツーバイツーの木材で四角い木枠を作って、そこに有孔パネルを貼って、遮音シートで吸音材を挟む事にした。


有孔パネルは島忠で購入、遮音シート(サンダム)は引越し前にも使っていたものを持ってきたので再利用、吸音材はアマゾンでニードルフェルトを購入した。


 

 


ニードルフェルトは結構重いし大きいのでコンビニ受け取りができず、ヤマトさんに5階まで階段で運ばせてしまった。コンビニ受け取りの条件って意外と厳しい。大きいもの、重いもの、オイル、スプレーなどいろいろ受け取れないものがある。


四角い枠を作るのはDIY素人にはなかなか難しかった。重すぎるので今思えば木材はワンバイツーで良かったなと思う。


有孔パネルは一定の音域をカットする効果があるらしいが、そのためにはボードの裏は空気層か吸音材になっている必要がある。私の構成はボードの裏はすぐに遮音シートなので有孔ボードはただの穴の開いた板と同じ。でも、見た目が好きなので自己満足度が高いのです。


遮音ボードはサンダムより鉛シートのほうが遮音性が高いので、様子を見て遮音性が足りなければ張り替えようと思ってる。ただ、鉛は重いので運用性に問題があるかもしれない。サンダムもそこそこ重い。


ニードルフェルトは簡単にちぎれるけれど、カッターはなかなか通らないし、切っているうちにボロボロ崩れるから苦労した。吸音材としては機能していると思う。




貼り付けは殆どはビスどめ。電ドラはまた島忠から借りた。最後に把手を取り付けて完成。重量があるので把手はかなり大きくしないと指が痛い。最初は小さいのを島忠で買ってきて取り付けたけれど、あとでアマゾンで大きいのを買って取り替えた。


 

 



最後に把手とロックを取りつけて完成。表面。左側は外したりしなおから把手は小さいまま。



次は窓に結露対策をして防音扉を設置する。


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