玄関ドアに吸音パネルを貼った



このドアは隙間だらけ。ドアの隅々から外の光が入り込んでいる。そして隣室のドアの開け閉めの鉄の冷たい音がかなり反響する。こちらの音も響いているはず。部屋の中の音すら外に漏れている。人の侵入以外の面では防御力ゼロのドアです。


防音パネルをドアに貼り付ける事で反響音を抑えて隙間を塞ぎ、結果として防音と防寒にも貢献するような感じにしたい。ただ、あまりにドアが重くなったり、かさばるパネルを貼ってしまうとドアの開け閉めが憂鬱になってしまうので、ここの防音性能はある程度妥協してもいいと思う。防音面では部屋にもう1枚ドアがあるからそっちでも対策できる。


まずドア下部の謎の扉。隙間風が入って来そうなのと、ドアの開閉がガチャガチャうるさい原因の一因になっていると思われるので、アマゾンでテープを買って貼った。


 

 



謎の扉。これ何のためにあるの?




吸音パネルもアマゾンで買った。



 

このパネルは薄くて軽い。ということは遮音性能は期待できないが、ドアの内側は出っ張りや引っ込みが多く、簡単にカットができないと工作が大変だと思う。その点これなら加工も自由自在。


ドアの内側にいくつか貼ってみると、斜めにカットされているパネルの4辺がちょうどドアの隙間にフィットして、これを貼るだけで隙間がきっちり埋まる。隙間テープを貼ろうと思っていたけれど、いらなくなった。



なのでドアの4辺は必ずパネルの端を合わせて全ての隙間を埋めることにした。ただ、際を攻めすぎるとドアが閉まらなくなるので貼ってはドアを開け閉めして貼る位置を調整する。この工程がとても大事だった。


郵便差込口は開いたり閉じたりするように針金で加工しようとしたけれど、針金は硬すぎてスムーズにパコパコ動いてくれなかったので、耐久性は捨ててナイロン糸(防鳥テグスの残り)を使って針でパネルを縫いつけた。写真は針金だけど、イメージ的にはこんな感じ。


数日かかけて少しづつ貼った。疲れたら負けだか毎日少しづつ。


ドア下部の謎の扉や、クローザー、ノブ、チェーンロック、郵便受けのネジなど、結構凸凹や障害物があるのでパネルをカットしたり薄くスライスしたり、細かい加工をしている。正直二度とやりたくない。覗き穴は不用だしサムターン回しに使われるセキュリティホールなので完全に塞ぐ。パネルは付属の両面テープでドアに張っているが、普通にイメージする両面テープではなく、ゴムっぽいもの。普通の両面テープだと、おそらくこの材質はくっつかないと思う。この両面テープもカットしながら使った。

シール自体に1ミリくらい厚みがあるのも考慮が必要。伸ばして薄くできる。粘度が高く、よくくっつく。かつ剥がすのも簡単。


そしてほぼ完成。地道な努力はたまには報われる事もあります。クローザーの上とノブのあたりはまだちょっと残っているけど、今はもう見たくもないので今度気が向いたらやろうと思う。


ドアを閉める音がとても柔らかく、静かになった。光も空気も漏れない。虫も入れない。これは本当にやって良かったと思う。


ポストもちゃんと開閉する。


ここまでやると、チェーンロックがダサいので交換したくなったけど、またネジのペンキ剥がしからだから、それも気が向いたらやろうと思う。そもそも私はチェーンロックを使った事がない。今時押し入り強盗なんているのだろうか。個人的にはほんの少しの可能生に対して日常的にチェーンロックをする運用はめんどくさいと思う。したほうがいい人もいるとは思うけど。一人暮らしの女性とかお金持ちに見える家とか。でもここは古くてエレベーターも無いマンションの5階。ここに強盗に入ろうと思うかな。

目標は達成したので一旦作業完了。

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