検査へ | ガンになった妻がフルマラソンを走ると言い出した

ガンになった妻がフルマラソンを走ると言い出した

30代男。甲状腺癌の手術を終えた妻が、フルマラソンを目指すことに。そんな妻の走る日々をつづります。

2016年夏。

妻の首にしこりを見つけた後のこと。

 

風邪ならじきに治まるだろうと思ったが、なかなか治らない。

 

 

病院に行くのを勧め続けるけど、妻はなかなか行こうとしない。

 

やっと重い腰を上げて近くの内科に行くと、

「一度詳しく診てもらってください」と大きな病院への紹介状を渡された。

 

そこで首のしこりから細胞をとり、病理に回す検査を行い、

 

数日後、その結果を聞きに行く日。

 

どちらからともなく、

一緒に行って、帰りについでに夕飯の買い物をしよう、という話になった。

 

「まあ、何もないと思うけどね!今日何食べよっかねー」

 

道中も、妻はいつもの笑顔で、明るかった。

 

病院に着く。

まだ妻の番までかかりそうだったので、僕は先にトイレに入った。

 

すると、すぐに妻からメッセージが届く。

 

「なんか、もう呼ばれちゃったから行ってくるね!」という。

 

変だなと思いつつ待合室に戻ると、先に来ていた人たちはやっぱりまだたくさんいた。

 

妻は、順番を飛ばして先に呼ばれたようだった。