愛あるステキなあなたへ





ゴールデンウイークの

「子どもの日」に…



私は父と一緒に


6年前に亡くなった母と

今年の初めに亡くなった弟の

お墓参りにいきました。




そして、

実家によって…



「母の部屋」に入り…




「母のクローゼット」を

母が亡くなってから

はじめて開けたんです。




実はいままで

どうしても

母の部屋とかクローゼットを

開ける気にならなくて…



父がざっと整理をしてくれて

そのままにしてあったんですが…




今回はなぜか



「母が残してくれたものを整理しよう!」



っていう気になったんですよね。






そしたら、まあ、ビックリ!!!




「新しいバッグ」(いちども使っていないもの)が

びっくりするほど

たくさん出てきました。




(レディースのものも、メンズのものも、

お子さんに似合いそうなものも。


母は誰かに

プレゼントしようと

していたのかもしれません)




それから、山のようなポーチ。



私もポーチ好きですが、

母も好きだったんですね…(笑)




本当に「バッグ屋さん」が開けそうなほどの数でした。




すべてのバッグを

整理することができなかったので

ほんの一部ですが片付けて…




私が使えるものや

パートナーや友人に

よかったら使ってもらいたいものも

わけておいて…



宅急便4箱で

父に送ってもらいました。



それでね…



母が残したバッグを整理していたら…




急に母のことで、

思い出したことがあるんです。




それはちょっぴり



「しんみりしてしまうお話」



かもしれません…。





私もこのことを

ブログに書こうかどうしようか

迷いましたが…




私と同じようなお立場の方が

いらっしゃったら

少しはお役にたつかもしれないと思い…





ありのままに

書かせていただきますね。









母が生きていたころ

私は母との修行、修行…の毎日でした。





私と母は、

親子なのに

まったく違う性格だったんです。






どんな状況の中からも

ひとすじの「光」を見つけ出して

肯定的に考えたい私。




そして、その正反対の母。




自己否定や人が「許せない」…




私からすると

「恵まれていること」や

「ありがたいこと」もたくさんあるはずなのに…




「闇」のほうにフォーカスして

それを何度も何度も

グルグルと堂々巡りのように

思ってばかりいるように見える

母だったのです。







こんな正反対の私たちが、親子だったのです。






だから、ぶつかってばかりの日々でした。







あるとき、母が

ネガティブな言葉を

とりつかれたように言っているとき…




私はとうとうガマンできなくなり

このように制したことがあるんですね。





「お母さん、お願い、やめてっ!!

そういう言葉をずーっと言ってると

ますます悪いことを引き寄せるんだよ」





すると、そんな私に対して

母はモーレツに腹をたてたんですね。





「あんたは、

私の気持ちをわかろうともしない。



自分の娘ながら、冷たい子だ…」








私はそのひとことに、

とても傷ついた思い出があります。







私はますます

「精神世界」や「こころのこと」に

のめりこむようになりました。





あの母のそばにいると

頭がおかしくなりそうなときがあったし…




「闇」のほうへ

私もひきずりこまれそうだったから。






「心の世界」の本を

たくさん読みあさり…




少しは「わかりやすい言葉」にして

母にそのことを伝えようとすると…





そんな私に母が放ったひとこと。




「あんた、変な宗教でもやっているんじゃないの?」






「……!!!」






もう、やってられない!!!




私は、この人とかかわるのはイヤだ!!!







私は無言で家を飛び出しました。






私はひとり泣きながら、

何時間も夜道を

あてどもなく歩いたこともあります。






それから私は

ずっと実家に帰らなくなり…





気付いたときには

母は病気になっていました。





そして、「胃がん」であることがわかってから…




短い療養生活を経た後…




本当にあっというまに

旅だってしまったんですよね。







それでね…



母の死後、

荷物を整理していたときに…




机の引き出しから

1枚のメモが出てきました。




そのメモ用紙には、こう書かれていたんです。






「 陽子へ   

 

あなたには教わることがいっぱいありました。




不出来な母を許してください。 」






…私はそれを見て号泣しましたし、

父も泣いていました。





母は生前、私に…



「あなたには教わることがいっぱいある」



などとは…



とてもとても口に出して

言うような人ではなかったんですね。





どちらかというと…



「あんたは変わった子だ」



「あんたのいい子ぶった

上から目線の言い方が腹がたつ」



「私はあんたのように

なんでも明るく考えられないから…」




「世の中は不公平だよ」





そんなことばかりを言っていた母だったのです。





でも、そんなことを

思っていただなんて…



想像もつかないものですね。






その後、私は



「バランスの法則」



というものを学んだんですね。





家族の中に

「ネガティブ」の強い人がいると…



誰かが

「ポジティブ」を強くして、

家族内でバランスをとろうとすること。





これを



「エネルギーのつなひき」



っていうそうです。







私と母はこの

「エネルギーのつなひき」

をしていたのかもしれません。





でも、どちらかに偏っている人が…




「中庸」



(※ちゅうよう。ポジティブもネガティブもどちらもわかること)



に歩み寄っていくと…




相手もなぜか「中庸に寄ってくる」という

不思議なルールがあるんですね。










私はもう

母と直接会話することは

もうできませんが…




このメモが残っていたことで

母のホントの気持ちを

わかることができました。






母の生前に



「母と統合する(仲良くする)生き方」



はできなかったけど…




母は身をもって私に

すごいことを教えてくれたんだな…って。






それでね…



いま母は天国から…




私がこれから

さらに深く「使命を達成していくこと」を

応援してくれているんじゃないのかなって

思ったんです。




お母さん、私を生んでくれて、ありがとう(*^_^*)








もし、いま

「以前のワタシ」と

同じような立場の方がおられたら…



このお話が

ちょぴりでも役立てば…


ワタシ、本当に嬉しかぎりです(*^_^*)






あなたとお母さんが

ますます幸せで

心地よくあることを

私はいつも応援しています(*^_^*)





今日も、ありがとう。

いつも、ありがとう。