愛あるステキなあなたへ
今回のお話は
「とても信じられない話」
かもしれませんので…
信じられない人は
遠慮なく
スルーしていただいてかまいません。
あなたはこの数日間のうちに
気持ちがモヤモヤしたり…心が焼かれるような状態を
味わったりしたのではないでしょうか？
「私の生き方は、これでいいんだろうか？」
「友人の生き方に比べて、
自分はなんて意固地で変わっているんだろう…」
「私の考え方って
ヘンタイで変わり者だなあ…」
「もっとラクに
生きる方法はあるのに
なぜ私はあえて『いばらの道』を歩くんだろう？」
「私は、どこに向かって生きているんだろう…」
そんなふうに感じて…
モヤモヤして眠れなかったり…
「これでいいのかな？」
「自分を変えるべきなのかな？」
そんなふうに思ったことが
あったかもしれません。
あなたの中にある
「ゆずれないこだわり」
それはあなたの魂に
インプットされてきたものです。
それはいっけん短所にも見えたり
「ネガティブな側面」にも見えますが…
裏を返せば
あなたの「大切な特徴」であり…
「だから、いまのあなたがいる」
そんなふうに
あなたにとって欠かせない
原動力となっているものです。
私は今日、
ある物語を思い出しました。
それは
私の最も好きなエッセイストであり…
私が多大なる影響を受けている
向田邦子さんの名作…
「手袋を探す」
というお話だったのです。
このお話を知らない方のために
ちょっとだけご説明しますね。
向田邦子さんは
小さいころから
「こだわり」
がとても強い人でした。
オシャレにも
とても「こだわり」があって…
洋服や小物も
自分が気にいったものでなければ
絶対につけたくない。
邦子さんがOLだったある冬、
手袋を新調しようと
いろいろ探したのですが…
どうしても
自分が気に入る手袋が
見つけられないでいました。
そのときに…
「気にいるものがないのなら、
手袋をつけないで、ひと冬を過ごそう」
と決心したのです。
エアコンなどがなくて
冬がいまよりずっと厳しい時代…
「手袋なし」で過ごそうとする
邦子さんに対して…
周りの人は
いろいろ忠告しました。
お母さんは
「あんた、バカなことはやめてちょうだいよ。
風邪でもひいたらどうするの？」
と邦子さんを心配しました。
会社の上司は
残業のとき、邦子さんにおそばを
ごちそうしてくださり…
「君がやっていること
（自分のこだわりを通すこと）は…
手袋ならば
まだいいけれど…
いまにオンナとしての幸せ
（結婚・出産など）を逃すことになるよ」
と忠告してくれたといいます。
上司にそういわれた夜…
邦子さんは電車に乗らず
夜道をあえて歩きながら
とことん考えました。
「自分は、これでいいのだろうか…」と…。
そして邦子さんの出した結論はこうでした。
「私はやっぱり、
自分の『こだわり』を貫こう！
自分が本当に好きなものを
妥協なく探し続けよう！」
…そう決めたら…
非常にすがすがしく心がスッキリした…
こんなお話だったと思います。
こんなふうに
「こだわり」が強く
独自の審美眼を持っていた
邦子さんだからこそ…
「エッセイの名人」
とうたわれて…
たくさんの人の心を打つエッセイを
何作品も
生み出すことができたのでしょう。
あなたもいま「手袋」を
探していたのではないでしょうか？
そして、なかなか見つからず…
また、周りの人からの「忠告」や…
「いまある手袋」を
抵抗なく付けられる人を
うらやましく
思ったりしたのではないでしょうか？
でも、私は…
「それでも、手袋を探し続ける」
そんなあなただからこそ…
その「こだわり」が
あなたの最大の特徴や魅力となり…
「あなた」という人を
作っているように思うのです。
あなたの中にある
「ゆずれないこだわり」
それはあなたの魂に
インプットされてきたものです。
それは前世から
追い求めてきたことであり…
前世で達成できなかったことへの
「今生こそは…」の
「リベンジ」でもあります。
あなたが今生「生きる意味（理由）」でもあります。
だから、あなたの「こだわり」を大切にしてください。
いま起きていることは
あなたがもういちど
そのことを思い出すために起きています。
「これでいいのかな…」
という罪悪感をできるだけ手放し…
ちょっとしたことで
悩み、迷ってしまう
「人間くさいあなた」
も受け止め、愛しながら…
あなたらしく
生きる覚悟を決めてください。
モヤモヤしたことも…
心を焼かれたことも…
すべては「このこと」に気づくためにあったのです。
あなたは前に着実に進んでいる！
心配することはなにもありません。
あなたがますます
幸せで心地よくあることを
私はいつも応援しています(*^_^*)
今日も、ありがとう。
いつも、ありがとう。