愛あるステキなあなたへ
人って…
「誰かに喜んでもらえると嬉しい!」
っていう「感情さん」を
生まれたときから持っていますよね。
それって、小さなお子さんでも、まったく同じです。
もうずいぶん前の話になりますが…
まだ私が
かけだしのライターだったころのお話です。
当時、私は
ライターのお仕事だけでは
食べていけなかったので…
アルバイトで
知り合いのお子さんの
「家庭教師」兼「ベビーシッター」をしていました。
私が担当したのは、
当時、小学校3年生の女の子。
(通称:ちゃーちゃん)
ちゃーちゃんは
元気で素直な
とってもいい子でした。
毎日、勉強も
(進研ゼミのようなドリルをやる)
家事のお手伝いも…
なんでも進んでやってくれます。
しかし。
たったひとつ、
ちゃーちゃんがものすごく…
「イヤイヤモード」
になるものがありました。
それは・・・
バイオリンの練習です。
ちゃーちゃんは
よちよち歩きのころから、
親御さんのすすめで、
バイオリンを習っていました。
そして、
小学校低学年とは
思えないほど、
高度な曲を練習していたのです。
ちゃーちゃんのお母さんから…
「毎日、夜7時になったら
バイオリンをしっかり
練習させてくださいね」
と言われていた私。
7時になると
ちゃーちゃんに練習することを
促すのですが…
ちゃーちゃんは
そんなときにかぎって、
おはじきの箱を出してきて…
「ねえ、陽子ちゃん、一緒にやろう!」
と誘ったり。
急に本を読みだして
「この本、最後まで読んだらやる!」
と言ってみたり。
とにかく
バイオリンの練習を
ひきのばそうとするのですね。
私は、なぜ
ちゃーちゃんがそんなに
バイオリンの練習を嫌がるのか
わかりませんでした。
しかし、あるとき、
こんなことを知ったのです。
ちゃーちゃんのお母さんも
若いころ、ずっとバイオリンを習っていて
「バイオリンの達人」だったんです。
それで普段、
ちゃーちゃんの練習を見るとき、
かなり厳しく
「ダメ出し」
をするらしいのです。
そのせいなのか
どうなのか
真相はわかりませんが…
とにかく
ちゃーちゃんが
バイオリンの練習を
好んでやらないことは明らかでした。
さて、
そんなちゃーちゃんが、
なんと「あること」をきっかけに
バイオリンを進んで
練習してくれるようになったのです。
ある日、
ちゃーちゃんと私が
コタツに入って
おやつを食べているときに…
私がふいに…
「ラピュタの曲(宮崎アニメの)って、いい曲だよね~」
と言ったんですね。
すると
ちゃーちゃんは
おもむろに自分の部屋に行き…
バイオリンを持ってきました。
そして、
「ラピュタの主題歌」を
ひきはじめたのです。
その音色は、
しみじみとあたたかく
胸に染みいるようでした。
私は思わず、
「ちゃーちゃんの
バイオリンを聴いていると、
すっごく癒やされるなあ…」
とつぶやいたのです。
すると
ちゃーちゃんは
目を輝かせ…
「ちゃーちゃんの
バイオリンを聴くと、
陽子ちゃんは元気になるの?」
とたずねてきました。
「そうだよ。
元気がもらえるよ」
私がそう答えると、ちゃーちゃんは…
「そうなんだ!
じゃあ、ちゃーちゃん、
陽子ちゃんが
もっと元気になるまでひいてあげる!」
といって、
バイオリンを
ひきはじめたのです。
その日、ちゃーちゃんは
バイオリンをぶっつづけで
1時間以上も、
ひいてくれました。
ちゃーちゃんの
予想外の行動に驚いた私。
「ちゃーちゃん、上手だねえ!」
「陽子ちゃん、
なんだか、すごく元気になったよ!」
パチパチ拍手をしながら
そう言うと…
ちゃーちゃんは
目をキラキラさせて、
頬を赤くさせて
うれしそうに笑っています。
そして、さらに、次の日。
私にとって
予想外の出来事が起こりました。
この続きは、
次回のブログで
シェアしますね(*^_^*)
愛あるステキなあなたへ
子どもだって、
「人に喜んでもらえること」が、
なにより嬉しいんですよね。
人間って、生まれながらに、
すばらしくて、
ステキな特性を持っているですね(*^_^*)
あなたとお子さんが
ますます幸せで心地よくあることを
私はいつも応援しています(*^_^*)
今日も、ありがとう。
いつも、ありがとう。