ある方に、


「すっごくおもしろい本だから、読んでごらん」


と本をすすめていただきました。



百田尚樹さんの

「影法師」(かげぼうし)

という本です。



これは歴史小説です。



実を言うと、私、歴史小説って、

大のニガテなんです。。。



意味のわからない言葉が多いから。



でも、私の大尊敬する方が

おもしろいというので、

読んでみることにしました。






5ページほど読んで、

ぐっとのめりこみました。






50ページほど読んで、

思わず叫びました。



「この本、超おもしろい!!」



そして、なんと

昼間から夜までぶっつづけで読んで…




気付いたときには

あたりはまっくら。




そんなふうに

夢中になる本も、

久しぶりのことです。





物語をちょっと説明しますと…



江戸時代で、

身分制度が厳しかったころのお話です。



「下級武士」として

生まれた男の子が…





「筆頭家老」という

ものすごい高い地位まで

異例の出世をしていくお話です。




そこには、

男同士の友情あり、

出世競争あり、夢あり、恋愛あり…



と、いろいろなエピソードが

からんでくるのですが…



まあ、おどろくのは

「身分制度のすさまじさ」なんです。





下級武士の家に生まれると…



道で上級武士と

すれちがうときに…



道端に「土下座」をして

頭をこすりつけなくてはいけない。




小さい子供も、

これをやらねばならず、

やらないと斬られて死ぬこともある。




そんな時代なんですよね。




下級武士に生まれると

どんなに学問ができても、

「藩校」という学校に

入ることができない。




なぜなら「藩校」は

上級武士の家の子だけが

行ける決まりになっているから。




もし、行けば

上級武士の子たちからの

すさまじい「いじめ」が

待っているんです。





しかし、

主人公の下級武士の男の子は

勇気と知恵をふりしぼって…



どんなにいじめられても

「藩校」に通い続けます。




男の子の家は

お父さんを亡くしているので

とても貧しい

暮らしをしているのですが…



同じく貧しい隣家の人が

味噌や米をわけてくれ

なんとか暮らしています。



また、男の子も

小さいころから仕事をして

少しでも賃金を稼ぎ、

お母さんを助けているのです。





なんか、そういうエピソードを読んでいると…


「いまの時代って、幸せだな」


としみじみ思うんですよね。



私たちって、

ホント、すっごい

めぐまれているんですよね。




それなのに。




ちょっとしたことで

愚痴を言ったり、

泣き言を言ったりしていると…



必死で生きてきた

昔の人に、

恥ずかしい気がします。




「影法師」の話は

まだまだあるのですが…



長くなりそうなので、

今回はここまでで。




めちゃくちゃおもしろい本なので、

ぜひ読んでみてくださいね♪





今日も、ありがとう。

いつも、ありがとう。




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