昔、読んだ

銀色夏生さんのエッセイに


こんなお話が

出ていました。



「そりのあわない上司よ、ありがとう」



***************



「叶えたい夢」がある

女性がいました。




「いつか会社を辞めて、

その夢に歩みだしたい」




女性は、

そう思っていました。




でも、その女性が

いま通っている職場は

わきあいあいとした

雰囲気でいい人ばかり。




上司も

自分のことを

とても

可愛がってくれます。




「いま、

みんなと離れるのは

なごりおしいな」




女性はそう思い、

夢への準備や勉強に

あまり真剣に

取り組むことは

ありませんでした。





月日は流れて…




女性を可愛がって

くれていた上司が、

異動になりました。




そして

新しい上司が

現れたのですが…




女性と上司は

どうしても

「そりがあわず」…




女性はだんだんと

会社へ行くのが

おっくうに

なってきました。




そんなある日。



女性は

「私には夢があったんだ!」

ということを

思い出します。





そして、猛烈に

夢への準備や勉強に

取り組むようになります。







また月日は流れて…




女性はついに

夢だった仕事へと

天職することになりました。






独立して、半年。




まだまだ

いろいろ

大変なことはあるけれど…




やっぱり、

新しい仕事は楽しいし、

おもしろい。

やりがいがある。





そんなとき、

昔を振り返って、

しみじみ

こう思うのです。





「あのとき、

そりがあわない上司が

私の前に

現れてくれなかったら…



私はまだ

昔の仕事を

続けていたかもしれない。



“そりのあわない上司”よ、

私の前に

現れてくれて、ありがとう」






***************




私はこのお話を

10年以上前に読みました。




でも、いまも

なにかにつけて

このお話を思い出すのです。








こういうことって、ありますよね。






私はいままで何度も

これと同じようなことが

ありました。








「ピンチはチャンス」

というけれど…





物事の「見方」を変えると





“そりのあわない上司”

というのは…




神さまが

夢へと歩ませるために

つかわしてくれている


「運命の女神」


かもしれない。








昔、ある人が


「“チャンスの女神”は

ピンチという

コートを着てやってくる。


コートの下に

何がかくれているかを

見抜けるかどうかが大事だよ」



と言っていました。




まさにそのとおり!






神さまは

あの手この手を使って…



私たちを

「天命」に

導いてくださるのですね♪





今日も、ありがとう。

いつも、ありがとう。




ペタしてね