前回に続いて、

エッセイストの

浅見帆帆子さんの

お母さまのエピソードです。



大切な宝石類を

どろぼうが

すべて持って行ってしまう…


という事件が起きたとき。





浅見さんのお母さまはすぐに、


「これは、ありがたいことだわ」


と言ったそうです。



その言葉の裏には、


「どろぼうが入っても、

家族みんなが無事で、ケガもなく、

自分の宝石で

“厄払い”ができたと思ったら、

ありがたい…」


という、

お母さまの考えが

ありました。




さて、続きは、ここからです。


どろぼうが入った数日後、

浅見さんのおうちに

保険会社の人が、

たずねてきました。



その保険会社の人は、

どろぼうの一件は

まったく知らずに、

別の要件で、

たずねてきたそうです。



浅見さんのお母さまが

お茶をいれながら、

雑談で、

どろぼうの一件を

話したところ…



「それなら、

いま入られている

保険が適用できますよ」



と、意外なことを

教えてくれたそうです。



その保険会社の人が

教えてくれたことは、

説明書の裏側に

ほんの小さな文字で

書かれている

「例外的なこと」だったので…



お母さまはいままで、

保険が適用することに

まったく気づかなかったそうです。






すぐに保険会社に連絡すると…




なんと、

信じられないことが

起こりました。




とられてしまった宝石の総額を

上回る金額のお金が、

戻ってくることになったそうです!



意外な展開に、

お母さまは大喜び。



「ね、ありがたいことに

なったでしょ?」

と満面の笑顔だったとか。




浅見さんは

その一連の流れを

見ていて、


「被害にあったときの

お母さんの考え方や、

とっさの一言が、

想像もつかないような

すばらしい結末を運んできたんだ」


と、しみじみ思ったそうです。






突発的なトラブルが

起きたときに、


「これは、

悪いことではなく…

みんなのために

“すてきな厄払い”ができるんだ」




そう考えられる人は、

神さまや宇宙が、

放っておかないような

気がします。




ひょっとしたら、

トラブルや

困ったことというのは…



神さまや宇宙が


「これでも、

ありがとうって

言えますか?」


と私たちに

おくってきている

「お試し試験」

のようなものかもしれませんね♪




今日も、ありがとう。

いつも、ありがとう。



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