2~3週間に一度、

母から宅急便が届きます。


大きな段ボール箱のなかには、

新鮮な旬の野菜、

くだもの、

パンやお米。


それから

「母の手作りのおそうざい」が、

ビニールパックの小分けになって、

いくつも入っています。


これ、本当に、ありがたいんです。



フリーになって、

家の中で仕事をすることが多くなったので、

毎日、食べるものがあるのって、

ほんとうに助かります。




以前、会社勤めをしていたころは、

家にいないことが多かった私。


母から

「明日、宅急便を送ろうと思うんだけど…」

と連絡がきても


「明日は家にいないから、いいよ!」

「いま料理をする時間もないから、いい!」


とむげに断っていました。




そんなとき、

「そう…」

と母のがっかりしたような声。





母は宅急便を送ることで、

娘に喜んでもらいたいし、

私と電話できるきっかけになるのが

うれしかったのでしょう。



母の気持ちも知らないで、

冷たい対応だったと思います。




2日前にも、宅急便が届きました。


無農薬のりんごや甘夏、

大根、セロリ、水菜

くるみとぶどうのパン、

ヨーグルト、ベーコン、

手作りの串揚げ、

きんぴらごぼうなどが、たっぷりと。


その中に、

リップクリームとか、

缶コーヒーとか、

小袋のクッキーが入っていました。



弟が、「お姉ちゃんに」と実家に

持ってきてくれたのだそうです。



弟が、

こんなふうに、

家族にプレゼントしてくれるようになったのは、

つい最近のことです。



いろいろな事情があって、

弟と連絡がとれなかった時期もあるし、

弟も、家族とは

ほとんど口をきかない時期もありました。



でも、いま、こうして、

家族に、プレゼントしてくれる。



ほんとうに、うれしいよ。




お姉ちゃんは、

あなたからもらった

リップクリームを

いま大切に使っているよ。




今日も、ありがとう。

いつも、ありがとう。



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