昨日、私が働いてきた編集部で

年末の納会がありました。


私の編集部員としての

「さいごの日」でもあります。



月刊誌の編集者になって、5年間。

本当に、たくさんのことがありました。


編集部を卒業するにあたり、

みなさんと一緒に

いままでの出来事を、

ふりかえりながら語りあっているうちに、

いろいろなことを思い出しました。



新人のころ、

思うように仕事ができない自分がはがゆくて、

机の上で資料の山にかくれながら、

ひそかに涙したこと。


泣いている私を

みつけた同僚たちが、

「実は私も、こんな失敗したことあるんだよ!」

失敗話の告白会になったこと。


出版界に不況の嵐がふきあれたとき、

みんなで少しでも

経費を削減する工夫やアイデアを考えて

日々、話しあったこと。


お得な情報を知ったり、

誰かから、おいしいものをいただくと、

メールで全員に連絡して、

みんなで少しずつわけあったこと。


雑誌の売れ行きがどんどん伸びていき、

部数が発表されるたびに

みんなで拍手しながら

ヒューヒュー言って

喜び合ったこと。



どれも、これも、あたたかい思い出です。



私が卒業するにあたり、

上司たちが、

ひとことずつメッセージを

贈ってくれました。


じーんとするような

思い出話をしてくれた方、

卒業する私を心配してくれた方、

そして、

なかには、

私の弱点を指摘してくださる

厳しい言葉もありました。


ありがたいです。


本人のためを思う

厳しい言葉は、

愛情がなければ

言えないことです。




すばらしいメンバーと

仕事ができた5年間。


この5年間は、

私のかけがえのない

人生の財産になりました。


みなさん、本当に、ありがとう。


今日も、ありがとう。

いつも、ありがとう。