何回かにわたって

シェアしてきた

「家族の痛みの癒し方」。


今回で、最後のシェアになります。


最後のシェアは

「家族の痛みの記憶を調べること」。


これは、

心理学研究家の津田秀樹さん

取材したときに

うかがったことです。



人は、ときに

心が受けとめきれないほどの

衝撃的な出来事があったとき。


それはフラッシュをたいて

写真を撮るように

情景が記憶に

焼きつけられることがあるそうです。



これを

「フラッシュバルブ記憶」

といいます。



この「フラッシュバルブ記憶」、

実は必ずしも

正確だとは限らないそうです。



どういうことかというと…。


とても辛かったり、

とてもさびしかったり、

とても悲しかったり。


そういう感情を持った出来事は、

長い年月を経ていくと、

ますます悪い方に思い込んでしまう…



つまり、

実際の出来事は、

いま、思い出して苦しんでいるほど、

ひどくない場合もあるとのこと。



ですから、もしできれば、

自分の記憶が本当なのか、どうか、

確認してみるのもいいそうです。

(たとえば、その場所に行ってみたり、

人に話を聞いてみたり)




事実を確認することは、

それ自体に、

傷を癒す効果もあり、

それだけで

「フラッシュバルブ記憶」が

消えてしまうこともあるとのことでした。



なるほど。



「痛み」の記憶というのは、

少し触れるだけでもドキドキするし、

近寄りたくないものだけど…


もしかしたら、

事実はそれほど、

ひどくない場合もあるんですね。



いずれにせよ、

自分に一番あう方法で、

焦らずマイペースで、

痛みを癒していくこと。



それは、

自分にとっても、

家族にとっても、

周りの人にとっても、

そして、

その方の将来にとっても、

とても大切なことだと

実感しています。



「家族の痛みを癒すこと」。

長いシェアとなりましたが

読んでくださったことに

心から、感謝しています。

今日も、ありがとう。

いつも、ありがとう。