土曜、日曜と

久しぶりに

実家に帰ってきました。


実家に帰るときは

いつも何かちょっとした

美味しいものを買って帰るのですが

この時期、よく買うのが、

立田野 のあんみつ。


私にとって

立田野のあんみつは

小さいころから

何かいいことがあると

買ってきてもらった特別なおやつ。


つるんとした弾力のある寒天と

上品な甘さのこしあん

ほっこりしたお豆

ふっくらした煮あんず


この絶妙なコンビネーションが

いつ食べても変わらないおいしさです。


うちでは

バニラアイスクリームをのせて

クリームあんみつにして

食べるのがお気に入り。

こっくりした黒蜜と

あっさりしたバニラアイスという組み合わせも

なかなかのものです。


あんみつって、

食欲がないときでも食べられるのが

うれしいものですね。

うちにも病気療養中の家族がいるのですが

いつも、よろこんでもらえます。


実家にかえると母が

「こんなものを作ってみたよ」と

素朴なホットケーキを出してくれました。


ホットケーキのもとに

たくさんのドライフルーツ

(干しぶどう、パイン、プルーンなど)をきざんで

フライパンでこんがり焼いたもの。

お砂糖は入れず、

ちょっとだけ

メイプルシロップをかけて食べます。


口に運んでみると、

香ばしくて、どこか懐かしい味。

素朴な味が、とてもおいしかった。

外では食べられない味でした。


母のホットケーキを見て思い出したのですが

私は小さいころから

ホットケーキが大好きでした。


「大きな森の小さな家」という本が好きで、

その中で主人公のローラが

お母さんにパンケーキを

焼いてもらうシーンがありました。


そのシーンを

なんどもなんども読み返しては

ローラの家のパンケーキの味を想像しながら

自分でもホットケーキを作ってみたものです。


そのころはメイプルシロップなどは手に入らず

バターと蜂蜜をたっぷりかけて食べました。


あるとき

ものすごく大きなホットケーキを焼いていたとき

それを見た祖母に

「まるで、おすもうさんが食べるみたいね!」と

笑われたことを思い出しました。


昔ながらのおやつを味わうと

忘れていたような

幼いころの日々を思い出しますね。


今日も、ありがとう。

いつも、ありがとう。