ワタシが以前、
フリーライターをしていたころの話です。

当時、ワタシは、毎日のほとんどを、
自宅のマンションか、
近所のカフェで過ごしていました。

当時のシゴトは、

いくつかレギュラーをいただいていたものの、
それでも、まだまだヒマで、
時間には、たっぷり余裕があったのです。

そんなあるとき、
東京の「神保町」に行く機会がありました。

神保町。
ご存知の方も多いと思いますが、
この街には、さまざまな出版社がたちならび、
街を歩けば、
編集者、ライター、カメラマン、スタイリストなど、
出版カンケイの人であふれています。

出版カンケイの人が、あふれる街!
何千、何万の本や雑誌が、
毎日、生み出されている街!!

「考えただけで、鳥肌がたちそう!」
この街に立つだけで、
当時のワタシのモチベーションは、
たちまち、ぐんぐん、あがりました。

ふと思いました。

「明日から、

仕事が煮詰まったら、
この街に来て、仕事をしよう!

この街から、本の波動を、いっぱい、もらおう!」




その日以来、
ワタシは仕事が煮詰まると、
大きなバッグに資料を詰めこみ、
神保町に通いました。
そして、カフェをはしごしては、

そこで原稿をまとめました。


ちなみに。


当時、ふだんは、「ジーンズにTシャツ」
みたいなカジュアルな格好をしていましたが、
神保町に行くときは、
ちょっとしたジャケットをはおったり、
タイトっぽいスカートをはいたり、
ヒールのある靴をはいたり…と
当時のワタシにしては、
「わりとこぎれいな格好」ででかけるようにしました。

そうすることが、
ただただ、楽しかったのです。

言ってみれば、それは
「ひとりファッションショー」であり、
「なりきり出勤」でもありました。
神保町で働く出版カンケイの人に憧れて、
神保町で働く「フリ」をしていたのですね。


そんなある日、

1本の電話がかかってきました。


それは以前、ライターの仕事をしたことのある、
編集部の編集長からだったのです。

「また仕事をお願いしたいので、
いちど会社に来てもらえませんか?」

その編集部は、たしか「水道橋」にあったはず。
しかし!!
なんと最近「神保町」に
ひっこしたというではないですか!


ワタシは、
その編集部に、
喜びいさんで出かけ、
その編集部の仕事を、
毎月受けるようになりました。

そして…
いつのまにか、
その編集部の編集部員になり、
いまは毎日、
神保町に通っています。

これは、ジョーダンのような、ホントの話。

ワタシの中で
「ジョーダンのようなミラクル☆」
として胸にしまっていました。

しかし!!
その後、
スピリチュアルを
本格的に勉強するようになり、
こんなルールがあることを、
知ったのです。

「夢のフリをしていると、
宇宙は、それにふさわしい現実を運んでくる!」

どんな夢への一歩も、
どんなバカげたことでも、
あまり結果を期待せずに楽しんでいると、
宇宙はびっくりするようなプレゼントをくれるみたい。

ワタシは、そう信じています。

さあ、また次のステージにむかって、
新たな「夢のフリ」をはじめようかな。

今日も、ありがとう。
いつも、ありがとう。