昨日、ラーメン屋さんでラーメンを待っている間、

後ろ手にテレビの音を聞いていた。

DASH村の番組。久しぶりにテレビの音を聞いた。

 

アナウンスを聞きながら、

「この世があるという前提で話しているよなあ~」

と思った。

 

当たり前だと言えば当たり前だった。

何言っちゃってんだろ。あたし。

 

それで心の中を見た。

一時間前のことを思い出す。

「あれ?これもこの世があるという前提になってるなあ。。。」

 

そう思った時、心の声を消してみた。

 

目の前に見える風景は、なんでもないもの。

ラーメン屋のメニューが書いてある壁と、その前の席の角っこ。

どーでもいい場所を見ながら、心の中を静かにする。

 

心の中の声が止まると、この風景が意味のないものになった。

そうか。心がこの世界に臨場感を与えているんだ。。。。

 

心は常に過去を追いかける。

一時間前はこうだった。あの人がこう言った。私がそれをどう思った。。。

そういう考えが、この世界をリアルなものにしている。

時間があって、空間があって、車でラーメン屋さんにやってきて。。。と。

 

ふ~ん。。。おもしろいなあ。

この心が世界があるように仕向けているんだ。

 

 

朝起きてそのことを思い出す。

 

ラーメン屋さんにいるとき、

心は30%、風景は70%の価値を見出していた。

 

だけど今振り返ってみると、違っていた。

心は90%、そして風景は10%。。。。。?

 

いや!違う!

心が100%で、風景は、、、0だ。。!

 

うわうわうわ~~~。。。。

 

それが心が原因という意味だったのだ。

心が作り上げているのだ。

 

だから静かになれと言ったんだ。

それがこの世界に関わりを持たないことだから。

 

「世界はない。」

「肉体は一瞬たりとも存在したことがない。」

コースがいう言葉。

 

そんな話は仏教でも聞く。どこでもいう。

宗教かじれば出てくるおきまりの言葉。

 

でもそれをちょっとでも「マジなんや!」と垣間見ると、ぶったまげる。

 

だから心を変えろと言ったんだ。

だから正しい心を思い出せと言ったんだ。

 

 

いつまでのこの間違った心で、この世界をアルデンテで、、、

 

もとい。

この世界をある前提で見てても、
四苦八苦しててもしょうがないよ。
それ、ないんだからと。

 

 

 

絵:ミステリー表紙イラスト